【刀剣乱舞】 俺は審神者、ひょんな事から数珠丸になってしまった 【ブラック本丸】

十四連 ページ14

「遠くから話を聞いてな、まさか見た目が刀の審神者が居るなんて信じられないと思ってたが
　･･････まあそっから審神者と丸を取って審神者丸、とか、そっちの方が区別付くだろうなと」

「さすが兼さん！ 名案ですね！」

「お、おう」

審神者丸なんて大層な名前貰ったのはありがてえけどだからぁ、数珠丸じゃないんだって･･････
そして俺はここの審神者でも無いんだって･･････

とりあえず堀川を打粉まみれにした



「本当に、何てお礼を言ったら良いんでしょうか」

「刀に戦って貰ってんだから呼び出した人間はきっちり面倒を見る、当然です」

「･･････あの人もそんな考えだったら良かったのに」

･･････そんな考え、か。政府早く審神者の選抜条件引き上げるとかしないのか
とだけ思った。人は一人一人違うし、同じ思想を掲げていたとしても解釈が微妙に違う
どうにもできないことなのか、これは

「これで用も済みましたし、政府に行って修正して貰います」

「世話になったな」
「引き留めてしまってごめんなさい、早く直るといいですね、それ」

「ああ、どうも堀川」



･･････よし、出待ちしてる奴はもう居ないな
早く帰らないと拡充が終わってしまう。や、別に数珠丸が手に入ったらレアの確立が上がるわけでもないけど、何だ、その、レベル上げのついでだな

「薬研とか凄い心配してるだろうな」「呼んだか？」「呼んでません」
「何だ、用があったら呼んでくれ」「え、呼んで良いの？」「おう」

まあもう二度とこの本丸の薬研を呼ぶことは無いだろうな、直ったら帰らないといけないし
政府から新しい審神者寄越すだろうと鶴丸が何か言ってたし、軽い繋ぎで良いのだ。俺は

･･････と、ある部屋の前を横切ろうとしたら、凄い圧力がこっちに掛かってきた
思わず震え上がる。この気配･･････ッ･･････大太刀！

「･･････アンタかい？ 審神者入りの数珠丸って奴は」

「･･････ひ、と違いですな」

「･･････ちょっと頼み事をしたいんだけど」

「･･････何です？」

「兄貴の手入れを「ああはいはいわかりましたわかりました手入れすれば良いんでしょう手入れすれば」「サンキュー数珠丸！」「数珠丸ちゃうねん」

次郎太刀、フレンドリー(ゴリ押し) お前の力の入った一言は暴風すら吹き飛ばすわ

ええでもな･･････大太刀ってちょっと怪我しただけで一時間とかかかるじゃん･･････

十五連→←十三連

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す