桜が舞う季節に。

第１１話 ページ14

〜恋途side〜

今の時期は夏。(時間早いとか言ったら駄目だよ！)

僕達は合宿の途中だよ。

合宿先は沖縄。

１日目は沖縄の海で皆泳いでたよ。

僕？僕は海で泳ぎ、溺れた経験しかないから海の中には入ってない。

白軌さんも泳いでなかったな。

だから暇なので話してて、僕的には仲が深まったと思う。

今は２日目の昼。

今日はお土産とか買う日なんだ。

僕は、刺身醤油や、シーサーのお面、後は、干物とか買ったんだ。

そうそう！お土産じゃないけど、白軌さんにもプレゼント買ったんだー。

可愛いイルカとか、シャチとかの動物の柄の付いたストラップ。

なんでシーサーとか沖縄の有名な物じゃないのを選んだんだろ。

でも、白軌さんは喜んでくれた。

僕は嬉しく思った。
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〜木葉side〜

黒月君がプレゼントをくれた。

プレゼントの内容はイルカとか、シャチとかの動物の柄の付いたストラップだった。

普通、シーサー等の沖縄で人気な物をプレゼントするんだろうけど、私は、どんなものでも、黒月君のくれた物大切にするって心の中で密かに決めていた。

だから、この貰ったストラップ、大事にするね。

だけど、今の一言、なんで言えないんだろう。

感謝の気持ち伝えたいのに……

この言葉で少しでも不安を少なくしてあげたいのに……

だから代わりに、

白 「ありがと。嬉しい。」

こう伝えた。

私の気持ち、少しでも伝わってたらいいな……

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