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「こんなこと亜希と美穂に言うのはただの自己満足で、2人にはいい迷惑かも知れないけど。
でも、私は別に可哀想なんかじゃないよ。
病気は一生治らないけど、いつか目が見えなくなるかも知れないって恐怖はあるけど病気にならなきゃ分からなかったことがたくさんあるの。」
「だから…」
篤人くんがくれた勇気
今まで周りに言われることでもしかして自分が一番自分のことを可哀想だと思ってたのかもしれない
「もう、可哀想だなんて言わないで下さい。
私は可哀想なんかじゃない。」
亜希「…」
美穂「…」
私が言い終わると2人は黙ってしまった
さっきよりも気まずい雰囲気があたりを包む
私がいい終わったのが分かったのか篤人くんが私の横まで歩いて来た
篤人「ってことで。
俺の記憶違いじゃなきゃ4人はサインならさっきしたよね？
まだ何かある？
お応援してくれるのは嬉しいけど、ルールは守って下さい。」
美穂「…いえ」
亜希「…たまたまここにいただけです」
篤人「…今日は日本からわざわざ応援に来てくれてありがとうございました。
もしまた機会があれば試合でも見に来て下さい。
それじゃ。」
そう言うと篤人くんに私は腕を捕まれそのまま歩き出す
そっと4人の方を見ると気まずそうに視線を合わせている2人と視線を地面に落としている美穂、何か言いたそうにこっちを見ている亜希が見えたが私はこれ以上何も出来ないしとりあえず頭だけ軽く下げて篤人くんの進む方向に自分の体も向けた
篤人くんの車も私の車も通り過ぎてどこまで行くのだろうと思っているとそこはいつの間にか見慣れたあの公園のあのベンチ
そこに無言で篤人くんが座ったので私も横に座る
ここに来るまでにさっきまでの不安な気持ちとかいろんなものが整理されて、美穂や亜希、その友達には悪いことしたかなとも思ったけど悪口を言っていたのは向こうだしきっともう会うことはないだろうとそれに関しては考えるのはやめた
携帯につい最近登録された美穂の名前を消す
篤人「Aさん、出過ぎた真似してごめんなさい。
友達と気まずくなったよね、きっと」
そう言う篤人くんの顔はさっきまでの怒ってた顔でもなくいつもの優しい顔でもなく本当に申し訳なさそうにしている顔でそれが面白くて笑ってしまう
「ううん。
もう番号とか消しちゃった(笑)
それにね、今まで怖くて言えなかったことが篤人くんのおかげで言えた。
本当にありがとう」
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koto(プロフ) - makoさん» コメントありがとうございます。私事ではありますが現在年末でいろいろと忙しいというのと何度も納得のいくまで書き直しているという事もあり皆様に見せられるようになるまではもう少し時間がかかりそうです。待っていて下さる方がいると分かったので全力で頑張ります！ (2014年12月26日 18時) (
レス) id: 8e8fc7e55a (このIDを非表示/違反報告)
mako - 早く続きが読みたいでーす (2014年12月26日 18時) (レス) id: 72b3825cf2 (このIDを非表示/違反報告)
koto(プロフ) - ManAさん» お返事が遅くなってしまいすいませんでした。面白いと思っていただければ幸いです(笑)これからもよろしくお願いしますね！ (2014年8月17日 13時) (レス) id: 8e8fc7e55a (このIDを非表示/違反報告)
ManA(プロフ) - 主人公可愛すぎますよ笑笑うっちーもハグしちゃうなんて♪ｷｬﾌﾟﾃﾝはどーなるんでしょうか？！笑笑うっちーも負けるなー！マヤの立ち位置......面白いです笑笑更新楽しみにしてます！！☆ (2014年7月28日 22時) (レス) id: 669658a306 (このIDを非表示/違反報告)
koto(プロフ) - ゆうこさん» ありがとうございます！いやー、文才ないしボキャブラリーもないしで苦しんでますが頑張りますのでこれからもどうぞよろしくお願い致します！ (2014年7月27日 18時) (レス) id: 8e8fc7e55a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：koto | 作成日時：2014年7月21日 19時
