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「行ってらっしゃい！」
篤人「ん。
Aさん、朝ごはんありがと!
じゃ、遅刻するからまたー！」
そう言って篤人くんを送り出したのは今日の朝のこと。
昨日泣いてた時のどうしようもない気持ちが晴れているのは篤人くんのおかげ
だから朝ごはんも感謝の気持ちをこめて少し豪華に作ったんだけど確実に作りすぎてしまって。
どうしようかなと思っていたものたちまで篤人くんは全て食べてくれた。
最初は無愛想というより静かな人だなと思っていたけれどそんなことなくて、多分人見知りなだけなんだよね。
篤人くんは人との距離感を図るのがとても上手だから篤人くんが家に居て嫌だと思う事はあまりないし、私の欲しい言葉を欲しいと言わなくてもくれる。
さっきまで篤人くんが座ってご飯を食べていたダイニングのテーブルを見る
篤人くんのおかげで少し勇気がもらえた気がする。
誠にきっと一番に言うであろうと思っていた病気のことを話せてしまえるくらいに篤人くんは私にとって大きな存在になっていたんだと実感する。
「誠にも、言わないとな…」
今だったら言えるのかな。
せっかく篤人くんに貰ったこの勇気がなくなってしまう前に誠には話しをしないと。
次の誠の休みを聞いて、誠の家に行こう。
そう決意をしたときにどこからか聞こえてくる何かの音
「ん？」
どこから聞こえてくるんだう
「あ、ケータイ？って私のケータイはポケットにあるよね。」
なんだろうととりあえずリビングを見渡してみるがここではなさそう。
廊下に出て見るとどうやら音がするのは寝室の方のようで行ってみるとベッドサイドの上に私の物ではないケータイが一つ。
そのケータイからはいまだに流れている着信の音。
「篤人くんのケータイ？」
それ以外に思いつく人物はいなくて、急いでいたからそのまま置き忘れてしまったんだなと視界にケータイをとらえながら考える
あ、切れた。
「…。」
これは届けた方が良いのかな…
うーん。
そんなことを思っているとまた篤人くんにケータイに電話がかかって来たのか着信音が鳴り始める
「急用…なのかな。」
人のケータイを覗く趣味もなければ勝手に電話に出るなんてことはもちろん考えられないので電話がかかって来てもどうしようも出来ないのだけれどさっきから時間を少し開けてかけてくる電話の相手に申し訳ない気持ちになる。
篤人くんが練習に行ってからすでに3時間半…
届けに行った方が良いのだろうか
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koto(プロフ) - makoさん» コメントありがとうございます。私事ではありますが現在年末でいろいろと忙しいというのと何度も納得のいくまで書き直しているという事もあり皆様に見せられるようになるまではもう少し時間がかかりそうです。待っていて下さる方がいると分かったので全力で頑張ります！ (2014年12月26日 18時) (
レス) id: 8e8fc7e55a (このIDを非表示/違反報告)
mako - 早く続きが読みたいでーす (2014年12月26日 18時) (レス) id: 72b3825cf2 (このIDを非表示/違反報告)
koto(プロフ) - ManAさん» お返事が遅くなってしまいすいませんでした。面白いと思っていただければ幸いです(笑)これからもよろしくお願いしますね！ (2014年8月17日 13時) (レス) id: 8e8fc7e55a (このIDを非表示/違反報告)
ManA(プロフ) - 主人公可愛すぎますよ笑笑うっちーもハグしちゃうなんて♪ｷｬﾌﾟﾃﾝはどーなるんでしょうか？！笑笑うっちーも負けるなー！マヤの立ち位置......面白いです笑笑更新楽しみにしてます！！☆ (2014年7月28日 22時) (レス) id: 669658a306 (このIDを非表示/違反報告)
koto(プロフ) - ゆうこさん» ありがとうございます！いやー、文才ないしボキャブラリーもないしで苦しんでますが頑張りますのでこれからもどうぞよろしくお願い致します！ (2014年7月27日 18時) (レス) id: 8e8fc7e55a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：koto | 作成日時：2014年7月21日 19時
