いつかのあの日2

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そういうとニヤッと笑って照れくさそうにそっぽ向くもんだから可愛くて笑ってしまった(笑)

「照れてる(笑)」

篤人「うるさい！
…Aさんおかわり」

「え、まだ食べるの？」

篤人「アスリートなめないでよね(笑)」


小さいころから誠が居たからサッカー選手は身近な存在で芸能人とはまた違うとは思ってる。
けどやっぱり一般人とは違うとも思ってる。
だけど今目の前にいる篤人くんは普通の男の子で
いや、ちょっと大食いだけど(笑)
どちらかというと本当に友達の間隔に近い

篤人くんたちとはまた違うけど自分のことをちゃんと見てくれない辛さは私も分かってるつもり


「…篤人くんは篤人くんだよ。

有名人だけど、私の前に居るのはただのお隣さんで友達の篤人くん。」


篤人「…ありがと。」

「いえいえ(笑)」

また照れている篤人君を見てやっぱり可愛いなと思う


「でもシャルカーには胸張れるよね(笑)
ウッシーは私のご飯食べて頑張ってるんだよって(笑)」


篤人「そうそう、ほんとにAさんのご飯食べた日は調子いいの。
感謝してます。
だからこれからもよろしく(笑)」

「調子いいんだから(笑)」





最近妙に毎日が色づいて見えるのは篤人くんのおかげだと思える

前まで家に1人で居ることが多くて結花が連れ出してくれなければほぼ買い物意外で外に出ることも誰かと話すこともなかったのに縁とは不思議なもので。
誠とたまたま再会して篤人くんと麻也くんと出会って、篤人くんがご飯を食べに来る様になって。
今までも別に1人で居ることで自分の時間が出来て充実してると思ってたから毎日に不満がある訳ではなかったのに。

篤人くんはまるで空気みたいで、自然と私の生活の中に今までも当たり前だったかのように溶け込んでいて。



篤人「Aさん？」

「…ん？」

篤人「だからそんな見られてると食べにくいって(笑)」

「ごめんごめんぼーっとしてた(笑)」


こういう誰かと一緒に過ごす毎日も悪くないなと思った。



「篤人くん。」

篤人「なに？」

「いつかさ、」

篤人「うん」

「私の心の整理が付いたらね、聞いて欲しいことがあるの」

篤人「…え、告白？笑」

「全然違うけど(笑)」

篤人「なんだ残念(笑)
いいよ。
いつでも聞いてあげる。」

「…ありがと。」


そのいつかが来るか分からないけれど、勇気が出たら聞いて欲しいな
私のこと。
誠にもちゃんと話したい。




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