いつかのあの日2

11 ページ13

「麻也くんさすが(笑)」

麻也「でしょ！」

「お顔が大きいだけあるね(笑)」

麻也「…長谷部さん、Aさんが俺に冷たい…」

誠「普通だ普通。」

篤人「麻也の顔デカすぎてほんと困るわー。」

あの後麻也くんが仲介に入ってなんとか2人の意味が分からない言い争いがとりあえず終わりみんなでソファーに座りやっとまったり。

誠「で、2人はいつ帰る訳？」

…でもなかったみたいだ。
誠も本当に大人げないんだから。

篤人「長谷部さんがAさん返してくれるならすぐ帰ります。」

でたよ。
また始まるのなんて勘弁して欲しいね。


「ストップストップ。」

もうこれ以上精神的疲労は勘弁してくれ

「なんでか知らないけど誠も機嫌直して？
篤人くんも。
家に帰るから私。」
誠「はぁ？」

「まーこーとー。」

顔を見れば眉間に皺が深く刻まれていてさらに不機嫌さが増しているような気がする
本当に珍しい(笑)

「あのね、最初1週間て言ってたでしょ？
そろそろ私も自分の家にホコリ積もっちゃいそうだし…」

誠「いや、けど」
「けどじゃないの！」

まだ納得いかないのか顔の表情が険しい
どれだけ過保護なんだ





「でもまた泊りに来て良い？
誠のご飯好きだし私もここ来ると仕事とゲームに集中できるし(笑)」

誠「…分かった。」

この時ばかりは誠がお母さんに怒られてる小学生みたいにしゅんとなっていて笑ってしまいそうになった(笑)


「篤人くんもね、またご飯作ってあげるから誠とケンカしないでね？」


篤人「…別にケンカしてない。」

「あー、もう素直じゃないね本当に(笑)
じゃあご飯作ってあーげない」
篤人「…それは嫌。」

「じゃあもう機嫌直してね？笑」
篤人「…うん。」

「分かってくれればそれでよーし。
じゃあ私帰る準備してくるねー
麻也くん、申し訳ないけど送ってってもらってもいい？」

麻也「あ、うん。
どうせうっちー送ってくし大丈夫。」



こうして私の誘拐事件は無理やり収束させたのでした(笑)

12→←作者より

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す