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翌日、私は雄英高校の前に立っていた
正直、皆に何をどう説明すべきか悩んでいた
だって休学から戻ってすぐにISLに行ったから
私はため息しか出なかった
「大丈夫だって。ウチが軽く事情話しといたからさ」
『響香ぁ.....分かる？分からないよね？私の心臓珍しくバックバクなの』
「顔色最悪。さっさと話してスッキリしなよ」
『うぇぇ.....』
響香も病院で意識が戻った時、私を見て驚いてたな
嬉しそうな反面、落ち込んでたし
まぁ理由も聞いて落ち着いたみたいだけど
『そろそろ本気で呆れられそう...ヤダヤダ怖い』
「あんた、そういうキャラだっけ？」
『元はね。昔、何かしらが私の性格に蓋をしてた。でも、ISLでその蓋が無くなった。そのせいじゃない？』
「じゃぁ、今のAが本物ってことか」
『そういうこと。よし、行こっか』
「また入口でうだうだしないでよ」
『しないし』
大人ぶった私はただの着ぐるみ
そう、もう無理しなくていいんだ
私の心に純粋さが戻った
自分の言うのもアレだけど
前よりずっと明るくなれそうだ
寮の前には皆が集まっていて
「Aちゃん!!」
「耳郎の言った通りだ!!本当に帰ってきたぞ!!」
「睡間!!」
「Aさん!!」
『皆...!!』
あっという間に囲まれた
「本当、心配したんだからね!!」
「ケロケロ!!無事で良かったわ!!」
「爆豪なんか寂しそうにしててよ!!」
「ぶっ殺すぞ、アホ面!!!」
「ISLが悪質な研究所だってニュースになった時は心臓止まるかと思ったぜ」
「しかもそのニュースがあった後も睡間帰ってこないし!!何してたの!?」
『まぁ、色々とね』
「何はともあれ、元気そうで良かったですわ...!!さぁ、中へ。お茶を淹れますわ!!Aさんが戻って来た時の為にとっておきの茶葉を取り寄せましたの!!」
『えぇ、何その特別感...』
「特別に決まってんだろ!!やっとA組が全員揃ったんだぜ!?」
「もう何もないよね!?大丈夫だよね!!?」
「そうだ!!またすぐどっか行くかもしれねぇ!!」
そんなわけない
これ以上何かあったら私の身がもたない
何かあるとすれば
ヴィラン連合に行った波の話くらいか
でも、それももう吹っ切れた
理央はヒーローになる
ヒーローになって、波を助ける
私が介入する必要はない
私はこれから、またヒーローを目指すだけ
だから
『何もないから静かにして』
もう少し落ち着いてほしい
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(名前)もりくみ(プロフ) - 読む手が止まりませんでした！それぐらいすごく壮大で面白いはなしです！ (2020年8月5日 1時) (
レス) id: e59f283b39 (このIDを非表示/違反報告)
ぼた餅(プロフ) - とても面白いです！更新楽しみにしてます！相澤先生カッコいいですねぇ！ (2020年5月23日 17時) (レス) id: ded7a6a91d (このIDを非表示/違反報告)
亜樹姫(プロフ) - 追記：Twitter始めました。よかったらフォロー承認お願いします。亜樹姫に変える前の名前でやってます。 (2020年5月15日 13時) (レス) id: 8272aee984 (このIDを非表示/違反報告)
亜樹姫(プロフ) - 一先ず完結おめでとうございます！ここまですごく楽しく（同じくらい泣いたけど）読ませていただきました。本当に感謝しています。これからどんな展開になっても読み続けさせていただこうと思うので，またよろしくお願いします。ずっと応援しています！ (2020年5月15日 13時) (レス) id: 8272aee984 (このIDを非表示/違反報告)
走って歩いて(プロフ) - 一先ずの完結おめでとうございます！とても考えさせられる作品で、本にしてもいいんじゃないかとも思ってました。もちろん私は続きが気になるのでこれからの更新楽しみにしています。頑張ってください！ (2020年4月23日 16時) (レス) id: 3d497f3b24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンドウ
| 作成日時：2020年1月1日 16時
