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『.....百』
「Aさんともっと、沢山一緒にいたいんです...覚えているかは分かりませんが、先に私と友達だと仰ったのはAさんの方ですよ？私から、友を奪わないで」
『.....ごめんね、百』
私はそっと百の手を握り返した
『もう、消えない。絶対、消えないから』
「約束...っ...してください!!」
『うんっ.....約束するから...っする...から』
「絶対...っ!!絶対ですよ!!」
『絶対だから...!!』
なんだかまた泣けてきて
百も一緒に泣いて
本当
友達に恵まれたんだな
恵まれるようになったんだな
『.........っ』
ゾクッと悪寒がした
「Aさん？」
『.....ちょっと、体変かも...』
「まさか、もう個性に変化が!?」
「マジで!?大丈夫かよ!!」
『.....多分、まだ大丈夫』
「一気に変わるって感じじゃねぇのかもな」
『そうかも.....なら、いいんだけど...』
「なんで？」
『いきなり体が爆発するとかないじゃん？』
「お前の発想が怖いわ」
悪寒がしたのは一瞬だけ
今は何もない
でも、私の新しい個性って
一体何なんだろう.....
side:相澤
「"
「そう名称付けるのが1番なのさ。全てが体の害。完璧なコントロールが必要な個性さ」
「16の.....しかも女子ですよ。前例もないとなれば、彼女に完璧なコントロールは難しいのでは...」
「元々、彼女の存在そのものが前代未聞さ。ISL唯一の最高傑作。君もよく知ってるはずだよ」
校長の話は分かる
睡間は人間として
個性社会に生きる者として
突然変異のように存在する者
なんの前触れもなく
ただ、同じ人間として生まれたはずなのに
小さな何かに火がついて
ここまで、でかくなっていた
「睡魔は眠気をパワーに変換するもの。つまり、発動の最低条件が睡眠不足。その時点で体には悪影響さ」
「睡害というからには、本来の個性はもっと害あるものと考えていいですね」
「いや、本来の個性だったらこうはならなかった」
「.....と、言いますと？」
「彼女の個性がちゃんと発現できたら。きっと今とは正反対の生活を送っていたさ。増強のぞの字もないような個性だからね」
「増強じゃない...!?なら、あの力は...!!」
「相澤君」
小さく
だがハッキリと、校長は焦りだした俺を止めた
「正直、彼女をヒーローにするのは少し危険かもしれない」
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(名前)もりくみ(プロフ) - 読む手が止まりませんでした！それぐらいすごく壮大で面白いはなしです！ (2020年8月5日 1時) (
レス) id: e59f283b39 (このIDを非表示/違反報告)
ぼた餅(プロフ) - とても面白いです！更新楽しみにしてます！相澤先生カッコいいですねぇ！ (2020年5月23日 17時) (レス) id: ded7a6a91d (このIDを非表示/違反報告)
亜樹姫(プロフ) - 追記：Twitter始めました。よかったらフォロー承認お願いします。亜樹姫に変える前の名前でやってます。 (2020年5月15日 13時) (レス) id: 8272aee984 (このIDを非表示/違反報告)
亜樹姫(プロフ) - 一先ず完結おめでとうございます！ここまですごく楽しく（同じくらい泣いたけど）読ませていただきました。本当に感謝しています。これからどんな展開になっても読み続けさせていただこうと思うので，またよろしくお願いします。ずっと応援しています！ (2020年5月15日 13時) (レス) id: 8272aee984 (このIDを非表示/違反報告)
走って歩いて(プロフ) - 一先ずの完結おめでとうございます！とても考えさせられる作品で、本にしてもいいんじゃないかとも思ってました。もちろん私は続きが気になるのでこれからの更新楽しみにしています。頑張ってください！ (2020年4月23日 16時) (レス) id: 3d497f3b24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンドウ
| 作成日時：2020年1月1日 16時
