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燃え上がる炎を眺めるしか、私にはできない
どうすれば...
「さぁ、君も早く他の病院へ」
『.....はい』
ヒーローに言われるがまま
病院に背を向けた時
「何か飛んでくるぞ!!」
「棒か？つか、アレ燃えてなくね？」
「燃えねぇって...変な棒だな」
燃えてない...棒
まさか
軽い音を立てて何かが落ちた
音のした方を向くと
『アレは...』
「あ、君、危ないぞ!!」
私の、義足だ
病室から飛ばされたんだ
でも、なんで
いや、そんなことはいい
私はバランスを崩しながら義足を拾い上げた
少し削れたりと、ボロボロだが
ソケットの部分も長さも問題ない
私はなんとか義足を装着し、感覚を確かめる
なんとかイケる
『よし...』
私は全力で燃え上がる病院の中へ走って行った
後ろからの声は無視した
きっと、こういう意味だ
神様がいるかなんて分からないが
いるのなら
きっと神様は私に行けと言っているんだ
一体、どこに
『わっ!!』
崩れた壁が道を塞ぐ
別の道を探さないと
『.....いや、強行突破』
個性12割なら、多分
緑谷みたいな爆風を
『12割...!!最大火力!!』
今の最大火力がどのくらいかは分からないけど
蹴りで爆風を起こす
そこまで強い風じゃないけど
炎は、落ち着いた
今なら抜けられる
待て、その前にこっちで合ってるのか
私は個性を広げて人を探す
『.....この先ちょっと』
合ってる
私は自分の個性を信じて走った
そして、気配を感じる病室の中
『助けに来ました!!』
反応はない
でも個性で気配が分かったなら生きてる
私は上がる炎を警戒しながら奥に進んだ
倒れている人4人
そこに落ちかけている棚
それを押さえているのは
『相澤先生!!』
「睡間.....何して...」
『外にいたら義足が飛ばされてきて.....なんか、行かないといけない気がしたから助けに来ました』
「お前な...他のヒーローがいただろ.....」
『...仕方ないじゃんか』
だって
考えるより先に、体が動いていたから
動きながら答えは考えた
いや、今はそんなことより
『4人...逃げ遅れた人はこれで全員？』
「あぁ.....他にもいたが、なんとか脱出してもらったよ」
『4人...どうすれば...』
「睡間.....この部屋の奥...窓があるだろ」
『窓...』
私は言われるがまま、奥に向かう
そこには確かに窓があった
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(名前)もりくみ(プロフ) - 読む手が止まりませんでした！それぐらいすごく壮大で面白いはなしです！ (2020年8月5日 1時) (
レス) id: e59f283b39 (このIDを非表示/違反報告)
ぼた餅(プロフ) - とても面白いです！更新楽しみにしてます！相澤先生カッコいいですねぇ！ (2020年5月23日 17時) (レス) id: ded7a6a91d (このIDを非表示/違反報告)
亜樹姫(プロフ) - 追記：Twitter始めました。よかったらフォロー承認お願いします。亜樹姫に変える前の名前でやってます。 (2020年5月15日 13時) (レス) id: 8272aee984 (このIDを非表示/違反報告)
亜樹姫(プロフ) - 一先ず完結おめでとうございます！ここまですごく楽しく（同じくらい泣いたけど）読ませていただきました。本当に感謝しています。これからどんな展開になっても読み続けさせていただこうと思うので，またよろしくお願いします。ずっと応援しています！ (2020年5月15日 13時) (レス) id: 8272aee984 (このIDを非表示/違反報告)
走って歩いて(プロフ) - 一先ずの完結おめでとうございます！とても考えさせられる作品で、本にしてもいいんじゃないかとも思ってました。もちろん私は続きが気になるのでこれからの更新楽しみにしています。頑張ってください！ (2020年4月23日 16時) (レス) id: 3d497f3b24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンドウ
| 作成日時：2020年1月1日 16時
