〜403〜 ページ12
黒兎さんの個性は体力勝負
極力使いたくはないらしい
今、ウチらは戦いが起きている1つ上の階へ向かっている
「先生、Aが本気を出せないってのは一体どういう意味ですか？」
「まだ完全に敵だと認識してない。あいつからすれば、母親を倒すのも同じことだ」
「アホくさ。友情物語かよ」
「いや、それよりずっと重い。既に家族と呼べるような人が死んだ以上、そういった繋がりに敏感になっている」
「そうかよ。まぁ.....あいつ、元から本気なんて出せねぇらしいしな」
出せない？
Aの今の本気は最大火力12割
実際に戦ったなら、それくらい分かるはずなのに
「あいつは、本気を出そうとすれば今の倍以上の力を出せる。けど、出したら体を壊しちまうらしい。それで出せる火力には限界があるんだと」
「確かに、個性の強さに対して体が未完成のままだ」
「元々出せねぇ本気を更に弱くして...そんなんで勝てんのかね」
「Aは勝つ。絶対」
「何その自信。あの2人組、俺らネイターよりやべぇよ？」
「ウチはネイターの実力なんて知らないよ」
「あっそ。けどまぁ、あいつは闇目との相性は最悪...特殊系に弱い傾向がある。神峰はそっちに特化してる。分かるか？」
相性が悪い
Aは神峰と悪い
なら
「負けても、おかしくない？」
「ご名答。言っとくが、あいつらの素性は全て分かってる。アンドロイド片付けたら教えてやんよ」
「別に今でもいいだろ」
「長ぇから。合理的じゃねぇだろ？」
「短く要点でまとめろ。その方が合理的だ」
「短くね.....じゃ、一言で。あの2人は20年前に裏社会で騒がれたヴィランだってこと」
「ヴィラン!?」
ここは表向きだけでも善良な研究所なんじゃ
どうしてヴィランが
「ちょっと待て。20年前ってどういう意味だ」
「だから長くなるって言ってんだよ。ほら、話してる内にお出迎えだ」
目の前に突然現れたロボット
これが、警護用アンドロイド
構えた時
「そこのお嬢さん。さっき言ったネイターの実力.....見せてやんよ。とくとご覧あれ」
「は？」
黒兎さんがすっと腕を動かすと
突然目の前に女の人が現れた
「あら、黒兎!?」
「闇目!!」
「んもう!!だから知らない場所で個性使うのやめてって言ってるじゃない!!」
「梅酒」
「約束よ!!?」
闇目と呼ばれた女性はアンドロイド1体を一瞬で壊した
「頑丈すぎて頭に来るわ、全く」
「強い...」
これが、ネイター
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亜樹姫 - あけましておめでとうございます！今年もよろしくお願いします (2020年1月1日 0時) (
レス) id: 722eaab466 (このIDを非表示/違反報告)
亜樹姫 - なんか私たくさんコメしてますね。すみません。そっか、ついに完結か…寂しくなりますね。（最新話の感想）睡間目が覚めてよかったです！本当に…少し安心しました。相澤先生好きだなぁやっぱりって思いました！ (2019年12月30日 23時) (レス) id: 722eaab466 (このIDを非表示/違反報告)
nyabixi(プロフ) - こんばんは。最新話とお知らせ読みました。リンドウさんの書いた小説は読みがいがあって本当に面白いです。番外編やプレマイの妹のお話も、何度読んでも素晴らしい作品だなぁと思ってます。最終章も楽しみに待ってます。 (2019年12月30日 20時) (レス) id: 0c455dc958 (このIDを非表示/違反報告)
亜樹姫 - こんばんは！リンドウさん更新ありがとうございます。とても楽しく読ませていただきました！泣きそうになりました…更新無理しないでください。ありがとうございました！ (2019年12月30日 0時) (レス) id: 722eaab466 (このIDを非表示/違反報告)
ルリルリ(プロフ) - とても面白いです！涙出ました…。更新待ってます！ (2019年12月27日 15時) (レス) id: 2bdd2e1078 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンドウ
| 作成日時：2019年1月11日 22時
