〜329〜 ページ35
『はぁぁぁ.....』
「か、かなり深いため息なんだよね」
「羊さん、大丈夫？」
『大丈夫だよ.....うん』
エリちゃんと通形先輩とで帰る途中
思わず漏れたため息
先程のはかなり堪えた
自分の音痴が、まさかここでバレるとは
「何があったのか、教えて欲しいんだよね」
『.....先輩』
「ほら、エリちゃんも心配してるし!!」
『実は.......私、ものすごい音痴なんです』
「音痴...」
『かえるの歌だって...皆からドン引かれるレベルで...』
「かえるの...歌」
『バレたのは嫌ですけど.....それ以上に、なんだか自分が情けなくて...』
皆、頑張ってるのに
私は、ただ足を引っ張るしか出来ない
『何も、返せない』
「.....無理に返すのは、違うんだよね」
『違う？』
「睡間さんには睡間さんの良さがある!!俺はよく分かんないけど、きっと文化祭は君を休ませる場になるんだよ!!」
『休んでて...いいんですかね...』
「常に走り続けて来たって聞いたよ。ヒーローとして、人を助けるのは凄い事だけど、ヒーローだって人間。休まなきゃ過労死しちゃうんだよね」
「羊さん、死んじゃうの？」
「このままだと死んじゃうかもね。だからお休みなんだよ。エリちゃんも疲れたら座るよね？」
「うん...」
「ほら、エリちゃんにだって、休む事は出来る。君も、今は休むべきなんだよ」
かなり長い間休んでるように感じていた
長過ぎる
そう、思っていた
「どんなに長く休んだとしても
それだけ君は走っていた
インターンの時に分かったよ
君はとんでもなく強い
努力してる人だ
だから君も、俺と初めて戦った時に気づいたんじゃないかな？
俺が培ってきた経験を
その"質"の違いを
単純そうに見えて扱いにくい君の個性
俺は上に行く為に予測を
君は上に行く為に繊細な制御が必要なんだ
君の個性は体を内側から壊していくもの
それを制御しながら戦うのは本当に大変なんだよね
だから俺は、君が凄いと思うんだ
君はよく見ている
だから誰よりも早く気づいて行動出来る
でも」
通形先輩の手が私の頭に乗った
「君自身の悲鳴にも、気づいてあげないといけないんだよね」
『私自身の.....悲鳴』
「君の事を最も理解してるのは本人だけ。その本人が無視してたら、誰も君を守ってあげられない」
何も言えずにいると、エリちゃんが私の手を握って
「羊さん、一緒に、リンゴアメ食べよ...？」
『.....そうだね』
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リンドウ(プロフ) - 亜樹姫さん» 恐らく...なる...ような気がしてます。私としてはもう少し長くやりたいんですけどねぇ...まぁ、私の考えてる事ですからどうなるかは本当に分かりません！何回もありがとうございます！！最後までぜひ、よろしくお願いします (2018年11月19日 23時) (
レス) id: f9b4659293 (このIDを非表示/違反報告)
亜樹姫 - あずきです！ノエルから名前変えました。ついに最終章？！爆豪の優しさがホントにもうヤバい…この作品ホンット大好きです！何回も読んで何回も泣きました。クライマックスに向けて頑張ってください！最後まで応援します！ (2018年11月19日 22時) (レス) id: ca45701c7b (このIDを非表示/違反報告)
リンドウ(プロフ) - 倖穂さん» それこそ夢小説の醍醐味です！！←← 羊さん頑張りますよ、どんどん強くなるんです。ありがとうございます！ (2018年11月17日 21時) (レス) id: f9b4659293 (このIDを非表示/違反報告)
倖穂 - 好きになってごめんなさい....か。夢主ちゃんと結ばれてこそが夢小説じゃあありませんか！？←メタ発言。羊さんがんばって。もう大好き。 (2018年11月17日 8時) (レス) id: 1df74019a7 (このIDを非表示/違反報告)
リンドウ(プロフ) - 水波さん» かえるの歌って、音程も簡単じゃないですかwありがとうございます、頑張ります！ (2018年11月9日 15時) (レス) id: f9b4659293 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンドウ
| 作成日時：2018年9月27日 21時
