〜324〜 ページ30
『あ、私A組の寮行く前に寄るとこあるんで』
「そうなの？それは残念だね」
『まぁ、後で会えたら会いましょう。エリちゃん、またね』
「羊さん、行っちゃうの？」
『.....ごめんね』
「.......またね」
エリちゃんが少し寂しそうに手を離した
なんだろう
良心が痛む
『エリちゃん、文化祭さ、私の友達が一緒でも良かったらデクと先輩と、5人で行こっか』
「...いいの？」
『いいよ、約束ね』
「約束...」
私はエリちゃんにソーダ味のキャンディーをあげた
それを見ていた先輩は
「俺、睡間さんは小さな子の扱い上手なんだなって思ったりしてんだよね」
『慣れですよ。従兄弟にエリちゃんより2つくらい上の子もいますし』
親戚で集まる正月なんかは子供だけで遊んでこいとか
よくあったな
『それじゃ、また後で』
私はエリちゃんと先輩に小さく手を振り、C組の寮へ向かった
理由はただ1つ
『心操』
「睡間」
『見つかって良かっ』
「お前、なんで連絡無しに休学してんだよ!!」
『おっ』
「A組行けば休学中って!!しかも俺だけじゃなくてクラス全員に連絡の1つもしてないって馬鹿なのか!?」
C組寮の少し手前
体操着姿の心操
外にいてほしいとだけ伝えておいたのに
心操は私を見るなり距離を詰めて
思い切り肩を揺すられた
そう言えば休学してたのは言ってないな
『ご、ごめんて...』
「はぁ.....本っ当に何なんだよ、お前」
するっと私の肩に置かれた手から力が抜けて
心操の頭が私の右肩に乗った
『心操...？』
「頼むから.....心配だけはさせんなって...」
『.....ごめん』
「そんなんでヒーローになれんのかよ...俺から憧れ奪うな...」
『私が憧れか。悪い気はしない』
「お前な」
『.....本当、ごめん』
「.......死んだら許さないぞ」
『死なないよ...』
「.......好きなんだよ」
『知ってる』
呟くような会話
これ以上は続かない
『そう言えばさ』
「なんだよ」
『心操さ.....なんかごつくなった？』
「俺だって鍛えてんだよ。馬鹿にしてんのか」
『してないよ。まぁ、私には勝てないでしょ』
「.....まだ、多分無理だ。でもいつか絶対追い抜いてやるからな」
心操が私を追い抜くのは.....
少しだけ考えて答える
考える必要は全くないのに
『うん、絶対無理だよ』
だって私は
『.....心操守る為に、強くなろうとしたんだから』
そう笑ったら若干キレられた
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リンドウ(プロフ) - 亜樹姫さん» 恐らく...なる...ような気がしてます。私としてはもう少し長くやりたいんですけどねぇ...まぁ、私の考えてる事ですからどうなるかは本当に分かりません！何回もありがとうございます！！最後までぜひ、よろしくお願いします (2018年11月19日 23時) (
レス) id: f9b4659293 (このIDを非表示/違反報告)
亜樹姫 - あずきです！ノエルから名前変えました。ついに最終章？！爆豪の優しさがホントにもうヤバい…この作品ホンット大好きです！何回も読んで何回も泣きました。クライマックスに向けて頑張ってください！最後まで応援します！ (2018年11月19日 22時) (レス) id: ca45701c7b (このIDを非表示/違反報告)
リンドウ(プロフ) - 倖穂さん» それこそ夢小説の醍醐味です！！←← 羊さん頑張りますよ、どんどん強くなるんです。ありがとうございます！ (2018年11月17日 21時) (レス) id: f9b4659293 (このIDを非表示/違反報告)
倖穂 - 好きになってごめんなさい....か。夢主ちゃんと結ばれてこそが夢小説じゃあありませんか！？←メタ発言。羊さんがんばって。もう大好き。 (2018年11月17日 8時) (レス) id: 1df74019a7 (このIDを非表示/違反報告)
リンドウ(プロフ) - 水波さん» かえるの歌って、音程も簡単じゃないですかwありがとうございます、頑張ります！ (2018年11月9日 15時) (レス) id: f9b4659293 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンドウ
| 作成日時：2018年9月27日 21時
