〜322〜 ページ28
『見えない...か』
雑に涙を拭って前を向く
幽霊で一緒になるのは嫌か...
そんなの
『家族に.....兄ちゃんに言われたら...従うしかないじゃんか』
腕を上に向けて体を伸ばす
もう下を向くのはやめる
やめるんだ
『ありがとう、兄ちゃん』
全然知らない人だけど
それでも嬉しいのは
やっぱり家族だからか
『.......文化祭前に、寮行こうかな』
そうだ
緑谷に連絡して
響香には秘密にして
あと、病院も行かないと
エリちゃんに会わないと
『忙しくなるなぁ...文化祭、皆何やるんだろ』
A組の事だ
きっと他のクラスには出来ないような事をやるんだろう
楽しみ
『帰ろっと』
もうここには来ない
この神社は、これで終わり
もう来なくていいんだ
少しもの寂しいけど
私は小さく
『.......さよなら』
そう呟いた
side:緑谷
《明日、寮行くから》
「.....え!?」
《だから、明日、学校戻る。復帰とは少し違うけどね。響香には言わないで。秘密にしたい》
「そ、それはいいけど、急だね」
《ちょっとね》
部屋に戻った直後、睡間さんから電話が
しかも内容は明日寮に戻るという話
《それに、1週間くらい前の事も話さないと》
1週間前
それは突然起きたこと
テレビがいきなり付き、睡間さんの姿が映っていたこと
相澤先生は、本人から話を聞けと教えてくれなかった
「それ、睡間さんにとっては大丈夫な話？」
《まぁ、説明無しは流石にね》
「それもそうだけど...」
《大丈夫。もう、大丈夫だからさ》
何が大丈夫なのか、具体的には何も分からない
それでも
今までにないくらい、睡間さんの声は明るかった
きっと、大丈夫だ
「待ってるね、明日」
《うん。分かった》
「かっちゃんは知ってる？」
《緑谷にしか言ってない》
「どうして僕？」
《何となく》
「かっちゃんにバレたら殺されそう」
《その時は私がどうにかする》
睡間さんは、戻ってくる
僕達の前に現れる
こうして僕達の日々は過ぎて
いつの間にか、睡間さんも戻って
A組総勢21人でまた
いつもの日常に戻る
この時を待っていた
耳郎さんとかっちゃんには秘密にしたいらしいけど
他の人には、言ってもいいかな
僕はこの嬉しい報告を麗日さんや飯田くんにしようとして
やはりやめた
これは僕だけの秘密
密かに僕は
睡間さんに恋をした
わけではなく
友達として、惚れていた
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リンドウ(プロフ) - 亜樹姫さん» 恐らく...なる...ような気がしてます。私としてはもう少し長くやりたいんですけどねぇ...まぁ、私の考えてる事ですからどうなるかは本当に分かりません！何回もありがとうございます！！最後までぜひ、よろしくお願いします (2018年11月19日 23時) (
レス) id: f9b4659293 (このIDを非表示/違反報告)
亜樹姫 - あずきです！ノエルから名前変えました。ついに最終章？！爆豪の優しさがホントにもうヤバい…この作品ホンット大好きです！何回も読んで何回も泣きました。クライマックスに向けて頑張ってください！最後まで応援します！ (2018年11月19日 22時) (レス) id: ca45701c7b (このIDを非表示/違反報告)
リンドウ(プロフ) - 倖穂さん» それこそ夢小説の醍醐味です！！←← 羊さん頑張りますよ、どんどん強くなるんです。ありがとうございます！ (2018年11月17日 21時) (レス) id: f9b4659293 (このIDを非表示/違反報告)
倖穂 - 好きになってごめんなさい....か。夢主ちゃんと結ばれてこそが夢小説じゃあありませんか！？←メタ発言。羊さんがんばって。もう大好き。 (2018年11月17日 8時) (レス) id: 1df74019a7 (このIDを非表示/違反報告)
リンドウ(プロフ) - 水波さん» かえるの歌って、音程も簡単じゃないですかwありがとうございます、頑張ります！ (2018年11月9日 15時) (レス) id: f9b4659293 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンドウ
| 作成日時：2018年9月27日 21時
