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義足が出来るまで、私は松葉杖の生活になった
そんなこんなで私は緑谷達より1日遅く退院
ロビーに向かえば何故か相澤先生が
『あ、相澤先生』
「来たか」
『何してんですか』
「片足無いのは不慣れだろ。荷物貸せ」
『.....どうも』
ヒーロースーツの入ったケースを渡すと、リュックも取られた
別にいいのに
学校へ帰る途中
『先生』
「どうした」
『編入考えときますね。その方がいいでしょ』
「.....随分と急だな」
『だって私...』
「ヒーロー、やりたいんじゃなかったのか？」
『別にヒーロー目指してないですから。ヒーロー科に入ったのも、ただ何となく受けただけです』
そしたら何となく受かって
何となく通ってる
でもどこからか本気になってて
『まぁ、私がヒーローになる事で救える何かがあるのなら...私は喜んでヒーロー目指しますよ。まだ、その理由が見つかってませんから』
「.....そうか」
『この足の事もありますしね』
「.....編入するかどうか...決めるなら早くしろ。待ってる時間は合理的じゃない」
『分かってますよ。義足への慣れ次第ですね』
別に.....どうだっていいんだけど
相澤side
睡間の退院に伴い、荷物持ちの為にロビーで待っていた
睡間の母親...明日香さんが言うに
もうあいつの中で俺はただの担任でありただのヒーロー
特別な感情なんてものは一切無い
『あ、相澤先生』
「来たか」
普段と何も変わらない声に顔を上げれば
睡間の目は..."入学した頃に戻っていた"
他人を見ようとしない目
いや、それより酷い
何もかもがどうでもいいとでも言うような
そんな死んだ目
明日香さんは確かに言った
好意を消せばその気持ちによって変わった全てがリセットされると
憧れという気持ちが進化した好意を消す事はつまり
俺へ向けられたモノが全て消えたという事
こんなに変わってしまうなら
自意識過剰かもしれないが
それだけ、睡間が俺を好いていてくれたという事で
『何してんですか。立ち止まるとか、相澤先生らしくないですよ』
「あぁ、悪い。少し考え事だ」
普段とは違う、俺には使ってこなかった敬語
こうなる事は...分かっていた
睡間の為にも
これが最も合理的な判断のはずだ
このまま思い出す事が無ければ
今までの教師と生徒のリスクは無くなる
これでいい
これが最善なんだ
俺はただ、自分にそう言い聞かせた
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リンドウ(プロフ) - ルールリさん» 失礼しました。見つけた部分は直したのでまだ残っていたら教えてください。ありがとうございます。 (2019年4月25日 22時) (
レス) id: f9b4659293 (このIDを非表示/違反報告)
ルールリ - 通形の形がさ、違うのよね (2019年4月25日 21時) (レス) id: 35399f5c19 (このIDを非表示/違反報告)
沙凪(プロフ) - 環もやしが環、もやしってことかと思ったバカがここに！ (2018年7月20日 1時) (レス) id: c3b10b66ef (このIDを非表示/違反報告)
リンドウ(プロフ) - 柚子sherbetさん» そう、謝罪なんていらないんだ...!!!そんな為に自分を捨てたわけじゃないのにっていう心の叫び。こういう感じ本当大好き←先生には責任感じてこれからもちゃんと一緒にいてくれるよね、きっと!!従兄弟達全員は出せなかったな... (2018年4月20日 7時) (レス) id: dfc50c3188 (このIDを非表示/違反報告)
柚子sherbet(プロフ) - ああぁぁぁぁぁ…聞きたいのは謝罪じゃないのに…謝罪じゃないのに相澤先生！先生としてヒーローとして、謝罪すべき立場にあるんだと思うと辛い…自分の所為とか思ってそうで辛い…睡間ちゃんはそれでも覚悟して行動して、その結果だから…それはそうと従兄弟達可愛い (2018年4月19日 23時) (レス) id: 0cedae328f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンドウ
| 作成日時：2018年2月14日 0時
