〜191〜 ページ44
「率直に言う。ナイトアイは2時間程前、亡くなった」
『え.....？』
「もう手の施しようがない状態だったらしい」
『そんな...じゃぁ、結局全員は...』
「無事だとは...言えない。ただ、勘違いだけはするな」
『勘違い...？』
「お前のせいじゃない。むしろお前はあの怪我でよくやったよ」
私の.....せいじゃない
でも...
『まだ私には...何か出来たんじゃ...』
「望むなとは言わない。でも今以上望むな。もし、本当にお前に何か出来たとして...左足も失ったらどうするつもりだ」
『それは...』
「いいか、睡間。お前が以前言ったように、俺達はオールマイトにはなれないし、全部を救うなんて出来ないんだ」
分かってる、それくらい
「お前は充分頑張った。ヒーローになりたいなら...この事を忘れないで前を向け」
『.....はい』
忘れない
先生に言われたように、そう心に決めた
そして、相澤先生が出て行ってしばらくすると
1番会って欲しくない人が来た
「A.....!!」
『お母さん...』
目元を赤く腫らしているのにまだ目には涙を浮かべていた
『別に死んだわけじゃないんだけど...』
「良かった...本当...生きてるだけでも良かった...」
『ごめん、心配かけて』
「理央と波から聞いたの...後悔はしてないって...足は仕方ないんだって...」
『うん、仕方ないの。誰のせいでもない。自分のせい』
「ねぇ.....A」
お母さんはゆっくりと私の手をとって
「相澤先生の事.....彼を好きだと想う気持ちを.....1度忘れない...？」
『え...』
「記憶を少し変えるの。彼に対する好意を全部リセットし」
『絶対嫌だ!!私は忘れたくない!!』
「A、話を...」
『そんな話聞きたくない!!どうして？私が足を失ったから!?それが先生と関係してると思ったから!?』
「違う、そうじゃないの」
『だったらどうして!!私が忘れないとダメな理由なんてない...そりゃ、好きになって最初は後悔したけど...でも先生が好きでいてくれるって分かって、嬉しかった...』
だから忘れたくない
あの仮免試験の日の夜
私は先生に似た話を持ちかけた
でも先生はそれを拒んだ
それだけ...私を好きでいてくれているなら
私も、それ以上に先生を好きでいたい
『忘れたくない...!!先生じゃないとダメなんだよ!!』
「A.....落ち着いて聞いて...」
『何も聞きたく』
「この話を持ちかけたのは、相澤先生なの」
そんなの.....嘘だ...
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リンドウ(プロフ) - ルールリさん» 失礼しました。見つけた部分は直したのでまだ残っていたら教えてください。ありがとうございます。 (2019年4月25日 22時) (
レス) id: f9b4659293 (このIDを非表示/違反報告)
ルールリ - 通形の形がさ、違うのよね (2019年4月25日 21時) (レス) id: 35399f5c19 (このIDを非表示/違反報告)
沙凪(プロフ) - 環もやしが環、もやしってことかと思ったバカがここに！ (2018年7月20日 1時) (レス) id: c3b10b66ef (このIDを非表示/違反報告)
リンドウ(プロフ) - 柚子sherbetさん» そう、謝罪なんていらないんだ...!!!そんな為に自分を捨てたわけじゃないのにっていう心の叫び。こういう感じ本当大好き←先生には責任感じてこれからもちゃんと一緒にいてくれるよね、きっと!!従兄弟達全員は出せなかったな... (2018年4月20日 7時) (レス) id: dfc50c3188 (このIDを非表示/違反報告)
柚子sherbet(プロフ) - ああぁぁぁぁぁ…聞きたいのは謝罪じゃないのに…謝罪じゃないのに相澤先生！先生としてヒーローとして、謝罪すべき立場にあるんだと思うと辛い…自分の所為とか思ってそうで辛い…睡間ちゃんはそれでも覚悟して行動して、その結果だから…それはそうと従兄弟達可愛い (2018年4月19日 23時) (レス) id: 0cedae328f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンドウ
| 作成日時：2018年2月14日 0時
