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『.....』
何度か体を捻る
落ち着かない
ぞわぞわと体の奥から熱が湧き上がるような
吐く息がだんだんと熱くなる
『.....っは』
寝てる体制が逆に辛くて起き上がる
よく分からない感覚にじたばたと動くも熱は引かない
そういえば...先生言ってたな
私の熱はただの熱じゃなくて個性熱
暴走しやすいって
個性が暴走してるって事...？
どうしよう
ベッドから降りて...というか落ちて床に体を打ち付けた
少しの痛さが逆に熱を煽って体だけが馬鹿みたいに暴れ出す
『いぁ.....っ!!...っにこれ.....』
ガンガンと寝不足の時のように頭が痛む
胃がぐるぐると気持ち悪い
私がひたすら謎の暴走に耐えていると、ガンッと雑にドアが開いた
「ったく...この忙しい時間に...」
「す、すみません...」
先生だけじゃない...
この声、緑谷だ
ヤバい
これ、絶対ヤバい
『...な、いで...来ない...で...来ちゃダメ!!!』
「睡間...!?」
『今.....絶対ヤバいから...!!...っぁ...嫌な...予感するから...』
体の動きが大きくなる
自分では抑えきれない
『うぁっ!!!』
「オールマイトさん、こいつら連れて部屋の外にいてください」
「大丈夫なのかい!?彼女、個性熱なんだろ？いくら君でも...」
「少々手荒にはなりますね。問題ありません」
「いや、私も何か...」
「邪魔なだけですから早よ。怪我人が増えますよ」
先生達の会話が遠い
視界が歪んでもう...
ただ狂ったように体だけが暴れた
理性は残ってる
体が制御出来なくて
いつの間にか部屋には相澤先生1人だったけど
そんな事も頭に入らないくらい暴れていたような気がする
突然体を先生の捕縛布が締め上げる
『うっ.....ぅぁ.....』
「落ち着け」
『うぐっ...!!っあ!!』
捕縛布から抜け出そうとすればするほどキツくなる
分かってるのに
無駄なのは分かってるのに体が勝手に動く
「後で怒るなよ」
先生がそう言うと同時かなり重い音が響く
『あ"っ.....』
それは私の鳩尾に先生の膝蹴りが当たった音で
暴走していた体は呆気なく床に落ちた
『いっ.......』
それでもまだ暴れようとする体
でも先生の膝蹴りがかなり強烈だったおかげか立ち上がる事は出来ない
『先生.....ひど.....』
「仕方ねぇだろ。そのまま寝ちまえ」
ゆっくりと意識が遠くなる
意識を手放す前、相澤先生の手がそっと髪に触れたような気がした
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ハゲポン(プロフ) - めちゃ面白いです！ (2018年8月2日 16時) (
レス) id: e12b05bd84 (このIDを非表示/違反報告)
リンドウ(プロフ) - クロムさん» 訂正してきました。ありがとうございます。 (2018年7月15日 11時) (レス) id: f9b4659293 (このIDを非表示/違反報告)
クロム(プロフ) - 夜嵐イサナじゃなくてイナサですよ (2018年7月15日 10時) (レス) id: bb638616b1 (このIDを非表示/違反報告)
リンドウ(プロフ) - 妃薫。さん» 存分ににやけていってください！！楽しんでいただけて(？)良かったです！！ (2018年2月9日 19時) (レス) id: dfc50c3188 (このIDを非表示/違反報告)
リンドウ(プロフ) - AZWさん» 直しておきました！！教えていただき、ありがとうございます！！これからもよろしくお願いします！ (2018年2月9日 19時) (レス) id: dfc50c3188 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンドウ
| 作成日時：2018年1月13日 17時
