〜39〜 ページ39
『うわ.....』
「何事だぁ!!!?」
放課後、相澤先生と話がしたくてさっさとリュックを背負って教室を出ようとすれば...
B組や普通科、他の科もいるかな
とにかく大勢の人間が群がっていた
『行きたいとこあんのに...』
敵情視察か.....
面倒な事するなぁ...
不意に耳に入ったのは聞き覚えのある声
「こういうの見ちゃうとちょっと幻滅するな」
『あれ？』
「普通科とか他の科ってヒーロー科落ちたから入ったって奴結構いるんだ」
そっと爆豪の背後から声の主を探す
いや、探さなくても...目の前に...いる...
『あ、人使』
「げ.....お前かよ」
『げって何さ。え、雄英来てたの？受かってたの？知らないんだけど』
「睡間はヒーロー科か。本っ当に恵まれてんな、お前」
『人使の場合は仕方ないって話じゃんか。人間と対峙したら強いのに、入試はロボットだったし』
周りは唖然としていた
それもそうか
この男、心操人使は私と小中高同じ学校
俗に言う幼馴染
どうして今日まで同じ学校だと知らなかったのか疑問でしかない
まぁ、お互いに高校まで気にはしてなかった
『腐れ縁だね』
「俺、お前嫌いだよ」
『そう。で、人使は何の用でここに？』
「あぁ.....お前は知ってた？体育祭のリザルトによっちゃヒーロー科編入も検討してくれるって話」
『へぇ...チャンスあんだね』
「その逆もまた然りらしいけど」
『へぇ...』
「少なくとも俺は調子乗ってっと足元ごっそり掬っちゃうぞっつう宣戦布告しに来たつもり」
『それは困った...』
困ったのは編入の話ではない
人使に宣戦布告された事だ
まさかこんな日が来るとは
『.....思春期？』
「関係ないから、それ」
『それを言ったら私も思春期だしね。じゃ、用事あるから通してね』
なんて言っても素直に通してはくれなかった
...仕方ない
『頭上、失礼』
今日は相澤先生の協力がないから個性が3割ちょいしか発揮されない
それでもこんな人混み、壁蹴っての跳躍で飛び越えられる
綺麗に着地すると、背後でパラパラと拍手が
『あ、バイバーイ』
ちらりと見えた麗日達に手を振った
未だに唖然としてたな...
まぁ、それより...
『相澤先生、職員室かな』
保健室、仮眠室、職員室...
他にいそうな場所もないし
.....あ
ランニング程度の軽い運動だけって言われてたんだった
職員室へ向かう足を保健室の方へ切り替えた
そして案の定、怒られた
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リンドウ(プロフ) - 和奏さん» それを言ったら男子でも67いきませんしね……私も飛びません。((13超えた友達もいましたが、彼女はかなり運動神経良かったです))。 (2020年12月2日 19時) (
レス) id: c283219a85 (このIDを非表示/違反報告)
和奏(プロフ) - いや普通に13メートルとか飛ばんです。7メートルしか飛んだことないです。（） (2020年12月2日 17時) (レス) id: ea0b227b7d (このIDを非表示/違反報告)
もうふ - 好きです((突然の告白(笑) 相澤先生好きなので楽しんで読ませてもらってます！ (2019年8月8日 0時) (レス) id: bc132d7752 (このIDを非表示/違反報告)
リンドウ(プロフ) - クーニャンさん» 私のミスです、ありがとうございます。訂正してきました。 (2018年10月20日 12時) (レス) id: f9b4659293 (このIDを非表示/違反報告)
クーニャン(プロフ) - 初めまして、クーニャンです。ページ6のセリフで質問します。「合意的虚偽」とありますが、「合理的虚偽」ではありませんか？ (2018年10月20日 9時) (レス) id: 5eb4794cf2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンドウ
| 作成日時：2017年11月25日 19時
