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「皆さん、ご存知だと思いますが僕の個性は"ブラックホール"。どんなものでも吸い込んでチリにしてしまいます」
「その個性でどんな災害からも人を救い上げるんですよね」
『かっこよ』
「しかし、簡単に人を殺せる力です」
それからの話は私の心に酷く残った
ヒーローは戦ってヴィランを倒す
それが普通だといつの間にか思い込んでる人が多い
だからこそ、自分の個性はただの個性だとしか認識していない
自分の個性が人を殺すかもしれない事
誰もが知っていて、気づかない事
「君達の力は人を傷つける為にあるのではない、助ける為にあるのだと心得て帰って下さいな。以上!!ご静聴ありがとうございました」
『.....これが人命救助』
らしくないけど、戦闘より興奮する
誰かの為になる
私が、役に立てる
「そんじゃぁまずは...」
早く始めたい
私はこの訓練の為に雄英に来たと言っても過言じゃないかもしれない
そう思えるくらいテンションが上がってる
なのに
「ひとかたまりになって動くな!!!」
こんな時に
「13号!!生徒を守れ!!」
広場の中央に広がる黒い靄と
「何だありゃ!?また入試ん時みたいなもう始まってんぞパターン？」
「動くな、あれは」
靄から溢れる、まさに...
「ヴィランだ!!!」
頭が真っ白になった
『センサーは反応してない.....ここだけ、現れて...そういう個性持ちがいて.....ここは雄英で.....』
あまりに突然の出来事に混乱する
ぐるぐると頭と目が回る
肩を揺すられ、ふっと現実に戻った
『響香...？』
「大丈夫!?」
心配そうに私の顔を覗き込む響香に大丈夫だと頷く
額には脂汗
手のひらで軽く拭って深呼吸をする
「先生は!?1人で戦うんですか!?」
『相澤先生...』
先生は既にヒーローとしての姿だった
「あの数じゃいくら個性を消すっていっても!!イレイザーヘッドの戦闘スタイルは敵の個性を消してからの捕縛だ...正面戦闘は...」
「1芸だけじゃヒーローは務まらん」
そう告げて飛び出した
『緑谷...』
「睡間さん...」
『.....先生は、強いよ』
体格差があろうと数が多かろうと彼の強さはそれを上回る
あぁ、もう...
悔しさなのか、憧れに対する純粋な興奮なのか
よく分からない感情が渦巻いて手に力が入る
「睡間君!!早く避難を!!」
飯田に腕を引かれても私の視線は広場を向いていた
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リンドウ(プロフ) - 和奏さん» それを言ったら男子でも67いきませんしね……私も飛びません。((13超えた友達もいましたが、彼女はかなり運動神経良かったです))。 (2020年12月2日 19時) (
レス) id: c283219a85 (このIDを非表示/違反報告)
和奏(プロフ) - いや普通に13メートルとか飛ばんです。7メートルしか飛んだことないです。（） (2020年12月2日 17時) (レス) id: ea0b227b7d (このIDを非表示/違反報告)
もうふ - 好きです((突然の告白(笑) 相澤先生好きなので楽しんで読ませてもらってます！ (2019年8月8日 0時) (レス) id: bc132d7752 (このIDを非表示/違反報告)
リンドウ(プロフ) - クーニャンさん» 私のミスです、ありがとうございます。訂正してきました。 (2018年10月20日 12時) (レス) id: f9b4659293 (このIDを非表示/違反報告)
クーニャン(プロフ) - 初めまして、クーニャンです。ページ6のセリフで質問します。「合意的虚偽」とありますが、「合理的虚偽」ではありませんか？ (2018年10月20日 9時) (レス) id: 5eb4794cf2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンドウ
| 作成日時：2017年11月25日 19時
