〜18〜 ページ18
いつもよりスッキリとした頭でHRが始まる
もしかしたらちゃんと参加するの初めてじゃ...
「さて、HRの本題だ...急で悪いが今日は君らに...」
『臨時テストは嫌です』
「違う」
即答された
「学級委員長を決めてもらう」
「「学校っぽいの来たーー!!!」」
『ダル.....』
もう誰でもいいから...
いや、絶対やりたい人なんていないし...
なんて思うのも束の間
私以外の皆は一斉に立候補し始めた
『よくやるね...』
「A、やりたくないの？」
『やりたくないし、ずっと寝てるような人が委員長やってたら不安になるでしょ』
「それは言えてる」
『響香も同類かと思ってたけどね』
「ウチはやりたい」
正直、やりたい人多くない？
最終的に飯田の意見で投票に
結果は緑谷が3票、八百万が2票
そして私は1票
自分には入れてない
私は白紙で出したから
入れたの誰だ
決まれば後は早かった
ごく普通に授業やって終わり
かと思いきや、1時間目が始まる前に相澤先生から
「お前、投票白紙で出しただろ」
『.....信頼だか何だか知らないけど、誰が向いてて誰が向いてないとかよく分かりませんから。だったら白紙の方がマシ』
「別に理由は何だっていいけど、参加はしろよ」
『気が向いたら参加しまーす』
「普段から」
『...っす』
久々にちゃんと授業を受けた
なんかな...
暇だなって...感じ
授業ってこんな暇なのか
珍しく注意される事なく時間は過ぎた
いや、本当に何も言われない
それでもいつもより長いと感じるはずの時間はあっという間に過ぎ
お昼休みになった
『.....お腹すいた』
これも珍しい事
「Aちゃん」
『麗日、どうしたの？』
「お昼、一緒にどうかなって。いつも職員室行ってるし、なんか教室にいるのが珍しくって」
『職員室行ってるは余計。私だって好きで行ってるわけじゃないし』
「それもそっか。で、行く？デク君と飯田君もいるけど」
『行く』
何気に憧れていた
友達と一緒にお昼ご飯
中学の時は席運が悪かったのか
給食を食べる時の班は苦手な子ばかりだった
「よし、じゃぁ行こう!!早くしないと混むんよ!!」
『何だかんだでお昼が固形物なの久々かも』
「お米が美味いよ」
『へぇ...』
食べたら仮眠室か...
ふと思い出した現実は友達とのお昼ご飯という明るい場を薄暗くした
だが
行かねば私が死ぬのだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1832人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リンドウ(プロフ) - 和奏さん» それを言ったら男子でも67いきませんしね……私も飛びません。((13超えた友達もいましたが、彼女はかなり運動神経良かったです))。 (2020年12月2日 19時) (
レス) id: c283219a85 (このIDを非表示/違反報告)
和奏(プロフ) - いや普通に13メートルとか飛ばんです。7メートルしか飛んだことないです。（） (2020年12月2日 17時) (レス) id: ea0b227b7d (このIDを非表示/違反報告)
もうふ - 好きです((突然の告白(笑) 相澤先生好きなので楽しんで読ませてもらってます！ (2019年8月8日 0時) (レス) id: bc132d7752 (このIDを非表示/違反報告)
リンドウ(プロフ) - クーニャンさん» 私のミスです、ありがとうございます。訂正してきました。 (2018年10月20日 12時) (レス) id: f9b4659293 (このIDを非表示/違反報告)
クーニャン(プロフ) - 初めまして、クーニャンです。ページ6のセリフで質問します。「合意的虚偽」とありますが、「合理的虚偽」ではありませんか？ (2018年10月20日 9時) (レス) id: 5eb4794cf2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：リンドウ
| 作成日時：2017年11月25日 19時
