〜13〜 ページ13
「睡間。今日の基礎学での様子、見させてもらった」
『あ、そうなんすか？』
「睡間の個性って？」
『相澤先生には言ったけど、睡魔をエネルギーに変えて脳力を上げるやつです。相澤先生は見てたんでしょ？あれでも6割』
「そのエネルギーの為に寝ないのか」
『せーかい。合理的、でしょ？』
「どこがだ。不合理極まりないだろ」
痛いところを突かれた
「それより聞いてくれよ、イレイザー!!こいつ、課題破りやがったぞ!!」
『やっべ...逃げるが勝ち』
個性を7割使って教室から飛び出そうとした
だが足にあの布が引っかかり、個性も消えダウン
「俺を相手に個性で逃げるか...本当に合理性に欠くね」
『痛い痛い痛い!!足!!足浮いてる!!』
「反省文3枚追加な」
『な、何で...』
「そりゃ課題破って、生徒指導からは逃げようとして...3枚書いたら帰れ」
『この先生本当嫌だ.....』
「除籍処分」
『頑張りまーす...』
するっと捕縛武器から解放され、椅子に座り直す
私だけじゃん、こんだけ居残りしてんの
もう反省文に書く事ないのに...
「マイク、もう用は済んだから出てけ」
「別にいいだろ〜？暇なんだよ」
「先生が暇ってなんだ」
『仲良いんだ...』
「一応同期だからな」
『そうですか』
「聞くより先に手を動かせ。合理性に欠く」
『そればっか.....先生彼女出来なそう。あ、逃げられそう』
「おいおい睡間。それは言っちゃいけねぇぜ」
『あの...もう言わないから捕縛武器構えないで...ごめんなさい...』
書く事もなく、シャーペンをクルクルと回していたら眠気に襲われた
そういや...相澤先生に個性消されてから発動させてないや...
気づいてしまえばもう遅い
かなり大きな音を立てて寝てしまった
「マイク」
「オーケー。.....大丈夫か？」
「俺は問題ない。やれ」
「Oh.....じゃぁ..."睡間ぁぁぁぁあ"!!!」
『い"っ...!!?』
突然の爆音
まっ、鼓膜イカれ...!!
「よし、起きた」
『マイク先生.....個性強...』
「本当に反省しないな。先生2人に睨まれて寝るって相当だよ」
『へへ...』
「はぁ.....もういい、帰れ」
『よっしゃ。さよなら』
シャーペンを筆箱に放り込んでリュックを背負い逃げるように帰った
「帰んの早っ!!」
「何だかんだ...反省文2枚は書いてあるんだな」
「にしてもあのイレイザーがあの子を除籍処分にしないとは驚いたぜ」
「...ヒーローとしての見込みはゼロじゃねぇってだけだ」
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リンドウ(プロフ) - 和奏さん» それを言ったら男子でも67いきませんしね……私も飛びません。((13超えた友達もいましたが、彼女はかなり運動神経良かったです))。 (2020年12月2日 19時) (
レス) id: c283219a85 (このIDを非表示/違反報告)
和奏(プロフ) - いや普通に13メートルとか飛ばんです。7メートルしか飛んだことないです。（） (2020年12月2日 17時) (レス) id: ea0b227b7d (このIDを非表示/違反報告)
もうふ - 好きです((突然の告白(笑) 相澤先生好きなので楽しんで読ませてもらってます！ (2019年8月8日 0時) (レス) id: bc132d7752 (このIDを非表示/違反報告)
リンドウ(プロフ) - クーニャンさん» 私のミスです、ありがとうございます。訂正してきました。 (2018年10月20日 12時) (レス) id: f9b4659293 (このIDを非表示/違反報告)
クーニャン(プロフ) - 初めまして、クーニャンです。ページ6のセリフで質問します。「合意的虚偽」とありますが、「合理的虚偽」ではありませんか？ (2018年10月20日 9時) (レス) id: 5eb4794cf2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンドウ
| 作成日時：2017年11月25日 19時
