〜11〜 ページ11
『皆怖っ.....』
え、これ私は1人でやんの？
ちょっと抗議させてくんないかな
しかも次って
あ...急に震えが.....
「えっと...大丈夫じゃ...ないね」
「そりゃ1人だもんな。運悪い奴だぜ」
『切島、それ言わないで』
「運悪い奴」
『やめて...!!』
しかも...しかもヴィラン側って...
相手も相手だよ...
「睡間さん、訓練である以上、貴女が1人だとしても手は抜きませんわ」
「よろしくねっ!!」
『八百万と芦戸...これキツいって...』
私の為だけに選ばれた2人
2回もやらなきゃいけないんだから、なんかごめん
「では最後の屋内戦だ。スタート!!!」
制限時間は15分...
『個性は...8割の維持』
模造の核兵器に背を預け、そっと目を閉じた
今、私が特化出来るのは聴覚のみ
聞こえる...
ここは最上階の6階
2人のいる階は...2階
真下に来るまでは...多分5分もかからないだろうし
『八百万は推薦入学者.....やっぱり危険かも』
生憎ここは最奥の部屋
この部屋の扉さえ守れば突破は出来ない
今の私は...ヴィラン
『ヴィラン.....ヴィラン...』
ふらふらと部屋を歩き回っていると、バタンｯと扉が開いた
『思ったより早い...しかも2人揃ってお出ましか』
「これも訓練...!!行きますわよ!!」
「りょーかいっと!!」
芦戸はジャンプで私を超えて核兵器を
その間に八百万は私を捕まえに来る
ここまでは想定通り
『甘い』
芦戸のジャンプは核兵器まで届かない
なら...
『真っ直ぐ突っ込んで来る八百万は...』
違う...
八百万は囮だ
『個性6割』
最大火力を出さなくても
私は八百万に突っ込んで行った
「甘いのは...貴女ですのよ、睡間さん!!」
『え？』
カッと目の前に閃光が走る
ちょ、閃光弾って.....
でも、残念
『八百万、捕まえた』
「しまっ...」
八百万の手にはテープ
あとは1人
『芦戸だけだね』
「え、えぇ!?」
芦戸は恐らく私と同様に目をやられてる
『閃光弾って、耳には効かないんだよね』
芦戸の手首にもテープを巻いて、訓練は終了
徐々に回復してきた目を擦り、伸びをする
未だにぼけっとしている芦戸の目の前で手を叩くと
「うわっ!!ビックリした〜...」
『帰ろ？』
「え、あ、うん!!睡間、凄いね。2対1なのに」
『運が良かったの、今回は』
そう、運が良かった
それだけだ
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リンドウ(プロフ) - 和奏さん» それを言ったら男子でも67いきませんしね……私も飛びません。((13超えた友達もいましたが、彼女はかなり運動神経良かったです))。 (2020年12月2日 19時) (
レス) id: c283219a85 (このIDを非表示/違反報告)
和奏(プロフ) - いや普通に13メートルとか飛ばんです。7メートルしか飛んだことないです。（） (2020年12月2日 17時) (レス) id: ea0b227b7d (このIDを非表示/違反報告)
もうふ - 好きです((突然の告白(笑) 相澤先生好きなので楽しんで読ませてもらってます！ (2019年8月8日 0時) (レス) id: bc132d7752 (このIDを非表示/違反報告)
リンドウ(プロフ) - クーニャンさん» 私のミスです、ありがとうございます。訂正してきました。 (2018年10月20日 12時) (レス) id: f9b4659293 (このIDを非表示/違反報告)
クーニャン(プロフ) - 初めまして、クーニャンです。ページ6のセリフで質問します。「合意的虚偽」とありますが、「合理的虚偽」ではありませんか？ (2018年10月20日 9時) (レス) id: 5eb4794cf2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンドウ
| 作成日時：2017年11月25日 19時
