売れ残り。 (ページ2)

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に。ページ2

. 赤

「え、ちょ、しげ、何言うとん」

側から見てた小瀧が言った。

「こんな小さい子こんな所に放っておけへんやろ」

桃「それはそうやけど、、、」

青「俺らやってまあまあ忙しいんにこのこの面倒見られるんか、？」

「それはなんとか淳太に説明して頼み込めばええねん」

淳太とは俺らの上司で怒ると怖い人。

でもな、まあまあ優しいとこもあるんやで。

『おにーさ、、ぼくのことひろってくれるん、？』

俺の裾を掴みながら上目遣いで首こてんって。

可愛すぎやろ、、

俺が頷けばめっちゃ嬉しそうな顔して喜ぶともくん。

『おにーさんたちのなまえは、？』

「俺はだいき、そんでこのでかいふたりがのぞむとりゅうせい。」

なんで下の名前しか名乗らんのかって？そりゃ、小さい子には名前で呼ばれたいやん？可愛ええし。

『だぁき、？のぉくん、？りゅちぇ、？』

ぽたっぽたっとなんか雨降ってる感じの音がして隣を向けば小瀧が鼻血を垂らしとった。

「ちょ、おま、きたない！！」

流星が鞄からティッシュを取り出して小瀧の鼻を乱暴に拭いてる。

それをともくんが心配そうに見詰めてる。

「ともくん、帰ろっか？」

うん！と大きく頷いて俺の手を握ってくる。

こんな可愛い子と今日から一人暮らしならぬ二人暮らしです。

. ねくすと