⭐︎09 ページ10
.
『会ってどうするのさ。(笑)』
結衣「おっ!珍しく食いついてきたな!
いつも、うん。とかへぇー。だけのくせに!(笑)」
『あ、気づいてたのね。』
結衣「いや、それはそうと。
まさか辞めて美容師目指してるなんて思わなかったなぁー。
でもお肌とかめっちゃケアしてたっぽいし納得か……ブツブツブツ」
『なんか自分の世界に勝手に入っちゃってますよー(笑)
なんなの、有名なJr.だったの?』
結衣「んー!割とね!舞台とかが中心かな。」
『へー。』
結衣「あっ、すぐ興味なくなるじゃん!(笑)
まぁでもあれよ?ジャニーズファンとしては
会ってどうするとかじゃなくて、お顔を拝みたいだけなのよー」
(わっかんない世界だなぁ…)
中学生の頃からジャニーズが好きだった結衣に
何度も何度もDVDだったりFCだったりを勧められた。
顔がかっこいいなーとかは思ったけど、
うちにはCDを買ったりコンサートに行ったりするお金がないから
それとなく断っていた。
ある日、私にはお母さんがいないことを話したら
結衣はジャニーズの話はするものの、
一度もそれを勧めてくることはなかった。
結衣の優しさだろう。
そんな中学時代のことをふと思い出しながら、
結衣とは別れ、家に帰った。
66人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:aria | 作成日時:2022年10月4日 21時