⭐︎08 ページ9
.
そんな会話から数日が経って…
結衣「今日もバイト?」
『うん。金曜日だからねー』
平日は月・水・金、土日はどちらか片方、
基本的には週4回バイトに行っている。
バイトに行かない日は学校の自習室や
図書館に行って勉強してから帰るのが私の生活。
お父さんはそんなにしなくていいから
学校生活を楽しめって言ってくれるけど、
自分の性格的にそれはできない。
というか基本的にみんな部活やらバイトやら塾やら
放課後は忙しくしているので、
別に寂しい思いをしているわけでもないのだ。
結衣「あのさー、すっごいしょうもない話聞いてくれる?」
『あー、でたよでたよ。結衣の伝家の宝刀(笑)』
そう言うと結衣はわかっていたかのようにニヤっと笑った。
大体こんな前振りをしてくる時の結衣の話は
ジャニーズ関連と決まっている。
結衣「あのね、あのね!この辺にJr.がいるかもなんだって!!」
ほら、言ったでしょ?(笑)
結衣「Jr.って言っても2年前くらい前?に辞めちゃった
辞めジュなんだけどね。」
『うん。』
結衣「ここからちょっと離れたところにある
美容系の専門学校に通ってるんだって!!」
『うんうん。』
結衣「ほら!Aのバイト先の近くだよ!」
『うん。……うん?』
結衣「いいなぁ…辞めジュとはいえ会ってみたいなぁ…」
66人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:aria | 作成日時:2022年10月4日 21時