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⭐︎44(翔太side) ページ47
.【翔太side】
その日の夜のクローズ作業中、
なんとなく相原さんのことが気になったので
どんな子なのか大輝さんに聞いた。
大輝さん曰く、小6から今まで
とにかく男の気配が全くないらしい。
だから俺を紹介しても大丈夫って思っただって。
あんな可愛いのに男の気配0…。
気になっても今は仕方ないか…
相原さんってなんかパニックというか
いっぱいいっぱいになりやすいっぽい…よな。
それが男の気配0ってのとなんか関係あるのか？
ガツガツ距離詰めてもあの様子じゃ
相原さんがたぶんしんどくなる。
これからアシスタントにつけるし、
ちょっとずつ…だな。
おい、なにがちょっとずつだ？
めっちゃ気になってんじゃん相原さんのこと…
「まいったな…俺チョロすぎない？」
stellaから帰りながら呟いた俺の声は
誰に聞かれるわけでもなく、
月と星だけが光る夜空に消えていった。
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作者名：aria | 作成日時：2022年10月4日 21時
