……チッ（珍しく機嫌がお悪い） ページ32
月夜の晩。
なんとなく目が冴えて、夜の散歩を決行する。
……不穏な気配がする。……甲板？
「お、ティーチ。」
「サッチ…そいつはヤミヤミの実じゃねぇか」
「おぉ。今回敵から奪ったんだよ」
……やっば！！まさかの今日だった系！？
今日ずっと部屋で寝てたから知らなかったァァ()
甲板に突っ走り、スタン、とサッチさんとティーチの背後あたりに飛び降りて着地する。
『やあ。ティーチ。月が綺麗だね』
「GHOST！？」
「……ティーチ、お前！？」
サッチも気がついたみたいだ。
クスクスと笑いながら(いつもの厨二キャラ)ティーチに近づいて行く。
『なーんだ。「死んでもいい」って言えばちゃんと殺してあげたのに？』
「お前……なんで俺がヤミヤミの実を奪おうとしたことがわかってやがった！？」
『僕は情報屋だよ？……わからないことなんて、あるわけないだろ』
そう言いつつ、さりげなくサッチさんを庇うように移動する。
……ここからどうする。
原作の為には逃してやってもいいが……。
それとも……消すか。
愛刀の透徹に手をかけ、臨戦態勢に入る。
「くっそ……長年にわたって白ひげ海賊団でチャンスを伺ってきたってのに、こんなところで諦めてたまるか！！」
『へえ、何する気？』
「…………お前、女なんだろ？」
『！？』
「な、GHOST、お前！？」
そして出来た一瞬の隙。
その瞬間にティーチは甲板から飛び降りた。
『おい待て！！』
「ゼハハハ！残念だったなァ！！隠しごとはあんな大声で言っちゃダメだゼェ！？」
『……チッ』
どうやらあのエースにバレたとき、ティーチも部屋の外で聞いていたようだ。
いつもなら見聞色でわかるけど、あんときは動揺してて気がつかなかった……。
ヤミヤミの実を食べながら小舟を漕いでいくティーチ。
斬撃をぶん投げてもいいが、ヤミヤミの実の能力をこんなところで無差別に使われたら、
それこそこのモビーディック号そのものが危ない。
これも、原作の強制力か、はたまたあいつの悪運の強さか。
ティーチの裏切りと私が女だという事実に驚きを隠せていないサッチさんを見て、ため息をつく。
助けられたはいいけどさ……。
これからどうしよう()
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かなぎ。(プロフ) - しーくんさん» コメントありがとうございます！トーカちゃんはノリで生きているので()見ている分には楽しい性格にしたので、そう言っていただけると嬉しいです！！更新遅くなるかもですが頑張ります！ (2019年2月23日 9時) (
レス) id: f95cda72d5 (このIDを非表示/違反報告)
しーくん - 今日読んでもう読み終わりましたー！！！スラスラスラスラと読めちゃって面白かったです！！主人公みたいな子と友達になりたいと思いました！！更新頑張ってください！！ (2019年2月21日 16時) (レス) id: 5ff356cbce (このIDを非表示/違反報告)
かなぎ。(プロフ) - 絢兎さん» コメントありがとうございます！ノリと勢いを大切に書いている……というかノリと勢いがこの小説の全てなので（笑）そう言っていただけるとめちゃくちゃ嬉しいです！！これからも頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2019年2月14日 23時) (レス) id: f95cda72d5 (このIDを非表示/違反報告)
絢兎(プロフ) - コメント失礼します！昨日読み始めてもう読み終えてしまいましたw 本当に面白くて手が止まりませんでした。トーカちゃんとシノちゃんのノリが好きすぎる…！更新頑張ってください！楽しみにしてます〜(^^) (2019年2月14日 20時) (レス) id: 6131d46a87 (このIDを非表示/違反報告)
かなぎ。(プロフ) - 瑠璃さん» コメントありがとうございます！コラさん救済ルートですか……面白そうなんで考えてみます！ラミちゃんが出てくるのはもうちょい先になりそうですが、それまでに決めます。これからも頑張りまーす！！ (2019年2月13日 17時) (レス) id: f95cda72d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かなぎ。 | 作成日時：2019年2月5日 12時
