Lv.33 ページ36
*
時は過ぎて寮に帰還致しました。
今日は太一くんに会わず、カズナリミヨシも実習で忙しく
この2人には会わずに過ごした。
朝のカズナリミヨシの件くらい。
今は兄ちゃんと九門兄ちゃんとむっちゃんでおやつタイムでごわす。
「まじでありえんだよぉ………」
むぎゅむぎゅと兄ちゃんに抱きついてほっぺをスリスリしても、もくもくとケーキを頬張る兄ちゃんはまじで兄ちゃんだなと思った。
椋「Aちゃん、大丈夫だよ。
病んだ愛なんてそうそうないし貴重なんだからじっくりと体験して…」
「ドSすぎない?むっちゃん」
笑顔でキラキラしたかわいいお目目で言われて死ぬ程びっくりしたんだけど。
まぁ、むっちゃんだから許すけどね!!!
十「A、分かったからこれ食べとけ」
兄ちゃんにモンブランを口に放り込まれるが、量が尋常じゃなく息が詰まる。
おおおおおおっ!!!!????
また実の兄貴に殺されかけるのか!!!???
でも兄ちゃんだからいいよ!!!
九「Aー!!!しぬなぁぁぁ!!!
ひっーひっーふぅー!だぞー!!!」
九門兄ちゃんに出産の呼吸法だと思われるやつを教えられたが
ケーキが詰まってる私は更に悪化した。
これは九門兄ちゃんに激怒した。
*
「千景くん……」
千「うわっ、…びっくりした…
なに?どうしたの?」
「コイン勝負をやって欲しいのです……」
廊下ですれ違った千景くん。
話したいけど8割話は信じられないので
コイン勝負でその日のヤンデレ具合を占うことにした(唐突)
千「Aから話しかけるなんて珍しいなぁ。
いいよ、やってあげる。色々大変そうだし」
「ほんとですか…?」
千「すごい疑いの目…
………はい、どっちでしょうか」
「………右…」
千「ほんと?
ほんとに右でいいの??」
「……やっぱ左…」
千「左かぁ〜」
「まって!!!やっぱ右!!!」
千「どっちなのさ」
笑う千景くんだが、
この男遊んでやがる。
「ええーい!!右だ!!!」
千「ハズレ、左でしたー」
「はい、詰んだ〜!!!
今日のヤンデレLv.アップでーす!!!」
項垂れる私に千景くんは『ドンマイ』と言い去っていった。
太「どうしたの?Aチャン……」
項垂れる私の頭上からヤンデレ軍代表の声がして身震いしてまぁぁす(ガクブル)
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作者名:天然塩キャラメル | 作成日時:2018年8月30日 17時