Lv.17 ページ20
幸くんの怒号と真っ暗になる視界。
え、私視力奪われたの？なんてパニック状態になっているとぐいっと誰かに身体を引き寄せられた。
リードが離れていたのか、首輪をしてても『グエッ』と物理的に死ななくて住んだ。
椋「あわわわっ！！！Aちゃん！大丈夫！？」
視界が明るくなる。
私の体を引き寄せた王子様(むっちゃん)は被害者であろう私よりパニック状態で顔面蒼白だった。
そんな彼の手には大きな布。
…………これがわいの視力を奪ったのか。ビビらせやがって……。
三「あはははっ〜！つっかまえたぁ〜」
一「あちゃ、スミーに捕まっちゃった〜！」
幸「なにが捕まっちゃった〜だ、ヘラヘラしてたらお前の皮膚を次の公演の衣装に使うから」
何やら物騒な話しをしていると声を辿ると三角くんにギュッと拘束された一成くんと裁縫バサミを持ち腕を組んでる幸くん。
「え、な、なんで幸くん達がここに？」
幸「リビングにいた奴らがソワソワしてて『Aちゃんがカズくんのお嫁さんになっちゃうかも！』とか言ってたから助けに来た」
きっと、紬くんも向こうでパニック状態になってるのだろう……すまねぇな……。
幸「んで、このヤンデレ高男どうする？ほんとに皮削ぐ？」
一「ちょ、ユッキー俺の呼び名進化してない？」
幸「うっさい。
はぁ……………あんた、次Aに手ぇだしたらほんとに削ぐからね」
幸くんがキッと一成くんを睨む。
一「酷いなぁ……俺なりの愛情表現なのに」
愛情表現って言うか飼い慣らそうとしてますよね？
一「Aちゃん、また今度一緒に考えようね
誰にも邪魔されないとこに行こうか」
「……………」
椋「ああああああああ！！！Aちゃんが悟り開いたぁぁぁぁぁ」
幸「さんかく星人、こいつ本当はしかく星人なんだよ。
外でやっつけよ」
三「し、し、しかく……しかく、敵………！！！！」
一「わっ！！！ちょ、スミーィィィィィ！？」
三角くんに担がれて一成くんはどこかへ行った。
どうやら私は助かったらしい。
こんなのが続くと思うとAちゃんは胃が痛くなりますわ。
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作者名：天然塩キャラメル | 作成日時：2018年8月30日 17時
