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放課後の物理室。
少し、ドアが重い。
三回ノックして、名前を言う。
「船津先生、いらっしゃいますか?」
『俺しか居ないよ、入って』
「あ、そうなの」
『鍵締めとけ、念の為』
念の為、って何?そんなわたしと居られるところ見られたらマズイ?
生徒、なんだけどなぁ。
「なに?用事は」
『船津先生、用事はなんですか?だろ』
「船津先生、用事はなんですか?」
オウム返し。あーそうだ、ここでは稜雅じゃない。
『あのさ、さっき、村田先生に、ご飯誘われました』
「だから?」
え、もしかしてさっきのHRは何かの伏線ですか?
変な予知能力でもあるの?要らないんだけど。
誰に向けてなのか分からないイライラが募る。
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ゆいな(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2018年11月10日 7時) (レス) id: fc179f1fdf (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - ほんとに面白い作品で毎回更新楽しみにしてました!!もしよければ続編みたいです。!! (2018年5月20日 14時) (レス) id: d8e9807e63 (このIDを非表示/違反報告)
有山さき(プロフ) - 続きもみたいです (2018年5月20日 11時) (レス) id: c8f4f6a9de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涼 | 作成日時:2018年5月5日 20時