マルフォイ家物語・・・プロローグ編２ (ページ46)

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魔法薬学の授業５ページ46

セブルス視点
　
　私は放課後一つの薬を眺めていた。
　それはマルフォイとノットが提出したものだった。
　確かにこの薬は難易度としては、下の下。一年生が初めて作るのにふさわしいものだ。
　だが簡単だからと言って、ここまで完璧に作るのは難しいだろう。色、粘り、そして効果。どれをとっても完璧だ。おそらく相当な腕前を持っているのだろう。
　ノットの方はそこまでには見えなかったので、マルフォイの方だとは思われるが。
　他の教員から聞いている彼女の優秀さを思い出しながら、そう考える。
　やはりあのルシウスが我が子とはいえ、手放しにほめちぎるだけのことはある。
　ロングボトムを筆頭に今年もウスノロばかりだろうが、彼女とも・う・二・人・の・生・徒・だけは吾輩を感心させてくれるだろうなと思いながら、その薬を眺めるのだった。

　

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