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「えっ何?何何、何でそんな無感情な音で笑ってんの?馬鹿なの?お前。」



先刻までの馬鹿騒ぎは何だったのか、という程に冷静な善逸が呟く。


青年は静かに微笑み、口を開いた。




「君たちは鬼殺隊員だね?」

「は、はい!癸の、竈戸炭治郎です!」

「そうか。癸…最下級だね。(やつがれ)は凛切 冰斗。よろしくね。」

「や、やつ…?はい、宜しくお願いします!」



聞き馴染みのない一人称に首を傾げながら、炭治郎が元気に返事をする。


と、今まで成る可く静かにしていた猪の皮を被った少年が叫び出した。



「だあぁああ!!さっさと!!鬼の!!頸!!!斬りに行くぞ!!!!惣一郎!!」

「俺はた・ん・じ・ろ・うだ!!」

「仲がいい様だね。五月蝿いけど。」



にっこりとまた、作り笑顔を貼り付ける。


冰斗は、すらりと刀を抜き、いきなり炭治郎の背負った木箱に斬りかかった。

陸→←肆



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作者名: x他1人 | 作成日時:2020年11月4日 17時

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