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伍 ページ6
「えっ何?何何、何でそんな無感情な音で笑ってんの?馬鹿なの?お前。」
先刻までの馬鹿騒ぎは何だったのか、という程に冷静な善逸が呟く。
青年は静かに微笑み、口を開いた。
「君たちは鬼殺隊員だね?」
「は、はい!癸の、竈戸炭治郎です!」
「そうか。癸…最下級だね。
「や、やつ…?はい、宜しくお願いします!」
聞き馴染みのない一人称に首を傾げながら、炭治郎が元気に返事をする。
と、今まで成る可く静かにしていた猪の皮を被った少年が叫び出した。
「だあぁああ!!さっさと!!鬼の!!頸!!!斬りに行くぞ!!!!惣一郎!!」
「俺はた・ん・じ・ろ・うだ!!」
「仲がいい様だね。五月蝿いけど。」
にっこりとまた、作り笑顔を貼り付ける。
冰斗は、すらりと刀を抜き、いきなり炭治郎の背負った木箱に斬りかかった。
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作者名:誠 x他1人 | 作成日時:2020年11月4日 17時