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笑顔 ページ29

Aside


はぁ…流石に訛ってる…。体力も結構落ちたし…。


『ゲホッ…ゴフッ…』


灰「Aー!!」


夜「…まずくね…?これ…大量出血で死ぬぞ…?」カタカタ


『!…フフッ…大丈夫…ゴフッ です…よ。』ニカッ


_____________________


夜久side


Aが
『!…フフッ…大丈夫…ゴフッ です…よ。』
と言った時、Aは笑った。何故だろう…もしかしたら今この瞬間で死んでしまうかもしれないのに。笑った笑顔は死にかけの…でも、悔いはないような笑顔だった…。


_____________________


Aside


『大丈夫…。私は…鬼舞辻無惨を…ヒュー…ヒュー…倒す…までは…ヒュー…死ぬわけないんです…から…ヒュー…ヒュー…』ニカッ


黒「死ぬ…なよ?」ポロポロ


『んふふ…大丈夫だって…ヒュー…ゴフッ…ヒュー…』

そう…私なら大丈夫…。
だって、前世の仲間たち…今世の仲間たちと約束しちゃったしね…。


?「A!!!!!!」


『! し、のぶ…? フフッ…しのぶ…だ…。久しぶり…ヒュー…ゴフッ…ヒュー…また、会えたねぇ…良かった…ヒュー…』


し「もう!良かった…じゃないわよ!!ポロポロ…私が!どれだけ悔やんだか!!どれだけ…助けられたのか!!心配したのか!!今すぐ、応急処置をします!バレー部の皆さんは、下がってください!!アオイ!輸血を!」


ア「っはい!!」


『んふふ…ゴフッ…あり…がと…ね…ヒュー…しのぶ…私の…最後の願い…ゴフッ…覚え…てる?』


し「!覚えてるわ。当たり前でしょ?Aは我儘なんて言わない人だったのに、最後の最後で我儘言うんだもの。」フフッ


『フフッ…それ、は…ゴフッ…良かった…。皆はもう、集まって…るの?ゴフッ…』


し「えぇ。集まってるわ。あなただけだったの…皆あなたを探してた。」


『嘘…それは、ゴフッ…嬉しい…ヒュー 限り…ヒュー』


し「フフッ よしっ!応急処置は完了したわ。アオイ、お手伝いありがとうございました。」


ア「いえ、とんでもないです。しのぶ様。」


『アオイも…ありがとね。』


ア「!はい!」


し「さぁ、蝶屋敷に行くわよ。」


『…それは…ちょっと…』


し「え? この怪我で? 学校生活を? いつも通りに? 送るって? え? いくらAでも無理だと思いますし、許しませんよ? え?」(圧


『』←

これから→←高み



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作者名:Miruku | 作成日時:2020年6月15日 15時

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