【D.Gray-man】めんどくさがりで戦闘狂で自分を大切にしないけど仲間は大切にする少女のトリップ記 １２

第471夜 ページ1

アルマside

ｻｰﾘﾝ「いつから幻覚症状があったんだ！

レニー！監視役のお前は何を見ていた」

ﾚﾆｰ「もっ申し訳ありませんお父様」

ﾄｩｲ「すでに再生能力の呪符は完全に肢体に定着している、修正は手遅れだ」

ｻｰﾘﾝ「ここまできて…

…ユウは何を見た…？」

ｴﾄﾞ「今の彼にとって“知らない人間”“知らない景色”、最近は夢でも見るそうですよ」

ﾚﾆｰ「それは…進行してるってことでしょうか」

ｻｰﾘﾝ「気が触れ正気を失うのも時間の問題だろう…昔のあの子達のように」

ﾄｩｲ「被験体“ユウ”の実験は中止し凍結処分とするしかあるまい、眠らせてやろう」

ｻｰﾘﾝ「中央には私が報告しておく、奴ら気にも止めんだろうがな

人造使徒計画…聖戦の為とはいえ我々はあと何人看取(みと)らねばならんのだろうか…」

………………ユウが死ぬ？




『丹薬くださ〜い』

「おうアルマ、ひとりかい？」

『うん、ユウ隔離されたんだ

だから今日はひとり…』

！奥のコックが持ってるのって何だろ…？

馬みたいな頭だけど人間みたいな腕生えてるし、下は魚？

「元気出しな！博士たちがきっと治してくれるよ、あっマヨネーズいるか？」

『何あれ？』

「あーありゃ外の魚(多分)でな用水路で釣れたんだと…」

『へぇ〜』

…用水路か





「ダメか、また睡眠状態に戻っちまった」

「良くないな」

「意識が段々と不安定になってきてる」

ユウはここだ…！

ｷｨｨｨｨ

「…!?おい、ドア鍵かけたんじゃなかったか？」

ﾄﾞｶｶｶｯ

『これでしばらくは起きないかな？』

アルマside end

「あれっ？

ユウがいませんっ」

過去の神田side

アル…マ…

どこ…向かってんだ…

ｱﾙ「みんな…起きてないみんな…ごめんね、見捨てていくわけじゃないんだ

ただ…ユウが処分されたら僕耐えられない、もうユウだけなんだ…僕らやっと…やっと…友達になれたんだ…っ」

アルマ…

ｱﾙ「ごめんよ…」

バカヤロ…

バカだろお前…ただ会話する回数が増えただけじゃねーか…

ﾄﾞｽｽｽｯ

幼神ｱﾙ「!!」

ｽﾞｻﾞｯ

ｱﾙ「が…っ」

『アル…』

ﾊﾞﾊﾞﾊﾞ

この札…！

鴉「“禁羽(きんじばね)”」

『鴉!?』

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