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手塚side
小牧教官の部屋を訪ねた。
「なにか飲む？ビールくらいならあるけど」
「頂きます」
缶を受け取ってプルタブを引き開け、あおる。
酒でも入れないと勢いがつかない。
「笠原一士のことなんですが」
「お、直球だね」
「自分は笠原一士を受け入れるべきですか」
「質問の意図がちょっとよく分からないんだけど…
例えば俺なり堂上なりが『受け入れろ』って命令したら、手塚は受け入れるわけ？」
答える言葉がなくなった
「そういうところの判断をこっちに振らえても困るよ。受け入れるって定義も曖昧だし
俺の見立てで感情の問題とするけど、ぶっちゃけたところ別に嫌いな奴でも仕事はできるんだよね。人間関係が良好な方が仕事は巧く回るとしたもんだけど、好きなタイプとばかり仕事ができるわけじゃないし。感情で能率下げなきゃ笠原さんを敢えて好きになる必要はないと思うけど。好きじゃなくても能力を信頼することは可能なわけだし」
小牧教官の言葉は意外なものとして届いた。
小牧教官に甘えていたのだ。
「俺、無条件に優しいわけじゃないよ。結構正論好きだしね」
正論を正しく使う奴と言うとは小牧教官のようなタイプのことだろうかとふと思った。
「手塚に笠原さんと打ち解けろなんて、誰も強制できないんだよ。もちろん笠原さんにもね。でも手塚は多分それじゃ気持ちが悪いんだろうから」
気持ちの悪さの所以は、俺と上官たちの笠原に対する評価の違いだ。
「能力的には俺たちは笠原さんを評価してないよ。特に事務系の能力は低いよね、不器用だし要領悪いし。それはもう手塚とは比べ物にならない
でも面白いんだよ、あの子。無鉄砲で血が熱くてね。堂上そっくりで、そこらへんが俺や隊長がウケてる所以」
「堂上二正はあんな奴に似てなんか…」
「うん、君が堂上に憧れてるのは知ってるけどさ、手塚から見て堂上のイメージって、冷静にして果断とかそんな感じ？でもあいつの本質は多分手塚よりも、笠原さんとにてるよ。クマ殺しの1件だってきいたでしょ」
「似てるから肩入れするんですか」
「そういう単純なことじゃないと思うよ、堂上は」
「ちょっと話がそれたけど、俺個人の意見としては手塚は笠原さんかや得られるものがあると思うよ。でもそれを得ようとするかどうかは手塚の自由だ」
「…得たとしたら自分はどうなると思いますか」
「今より面白くなると思う」
「……得られるもの、まぁでも、毒は吐かないようにしないといけないんですけどね、」
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ふき(プロフ) - 最高です！もう、一気に読んじゃいました！関西弁も最高だし！これからも頑張ってください！ (2018年12月20日 23時) (
レス) id: 1322b25ff7 (このIDを非表示/違反報告)
あさ - 物語一気に読んじゃいました。 沢山の直しを言ってしまいすみませんでした...。 物語の終わり頃主人公ちゃんやっと自分の 気持ちに気が付くことが出来ましたね。 パート2のほうではどうなっていくのかが 気になります。 (2018年10月30日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
あさ - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 48ページのここの台詞 『男の子をかばいながら、すぐ終わるだろうって思ってたら、結構長くて…せめて誰が見つけてくれないかなっ これ正しくはせめて誰かではないんでしょうか？ (2018年10月30日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
あさ - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 同じく46ページのここの台詞 抱きしめてもいいか聞かれたのに、 私から行かないと聞けないとは… これ正しくは私から行かないといけないとは... ではないんでしょうか？ (2018年10月30日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
あさ - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 46ページのここの台詞 郁が越えを荒らげると玄田が難しい顔で呟いた。 これ正しくは声をではないんでしょうか？ (2018年10月30日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きぃ太 x他1人 | 作成日時：2018年10月17日 20時
