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「ごめん手塚、756って何番書架！？」
「工芸30番台！お前い加減にしろよ、工芸さっきも訊いただろ！？」
書庫内に飛び交うのは郁の詰問の声と手塚が苛立って怒鳴る声…
と、
『小牧教官！』
「どうしたの？」
『この2冊届きません。』
「わかったこれね？」
『すみません、ありがとうございます』
小牧教官とAの声だけだ。
リクエストが切れたタイミングで小牧教官が集合の声をかけた。
時計を見ると12時で、一般的な昼飯時は利用客も食事時なのでリクエストの波も一旦止む。
書庫端末の前に集まると、小牧教官と堂上教官は冷房が効いた書庫内にも関わらず汗をかいていた。
郁が戦力にならない分この2人がカバーしているのだ。
『(あ、私迷惑かけてる……)』
「この三冊」
小牧教官が郁が探して閲覧室え上げたはずの本をもっていた。
「差し戻された
カウンターからも苦情が来てる、ちょっと考えよう」
「お前の責任だよな
分類法も把握してない特殊防衛員ってなんだよ！図書館業務研修始まるって分かってんのになんで最低限の知識も飲み込んできてないんだ！？」
「え、だって…
私最初は防衛員配属だったし…図書館業務に関わるはずじゃなかったから」
「タスクフォースの配属受けたのどれだけ前だと思ってるんだよ！いくらでも勉強する時間はあっただろうが！」
「でも配属受けてすぐ集中訓練だったし、帰ってきてすぐ図書館業務始まっちゃったし」
「訓練後に休日2日挟んであったよな、その間に分類の復習ぐらいできなかったのか！？」
『(わたしの、せいだ、2日のあいだに、郁と勉強しとけば、郁が確実にできないって分かってたはずなのに……)』
下を向くことしかできなかった
止めれなかった、声を出したら涙が出る。
涙を堪えるのに必死だった。
「書架配置だって一回言っても覚えないし、覚えが悪い自覚があるならもっと朝早く来て自力で予習すりゃいいだろ！無能なくせに努力もしないバカは1番迷惑なんだよ！
さんざん人の足引っ張っといて『だって』と『でも』だけ1人前か、
無能な奴はいっそ喋るな！」
「手塚！」
「言いすぎ。正しかったら何を言ってもいいってわけじゃないよ」
「とにかくこのメンツで書庫をどう回すかだ
ちょっと早いが、他館取り寄せリクエストを回してもらう。笠原はそれを担当しろ。
夜便に乗せる分だから時間は気にしなくていい、その代わり書庫の配置をきちんと覚えろ」
「はい」
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ふき(プロフ) - 最高です！もう、一気に読んじゃいました！関西弁も最高だし！これからも頑張ってください！ (2018年12月20日 23時) (
レス) id: 1322b25ff7 (このIDを非表示/違反報告)
あさ - 物語一気に読んじゃいました。 沢山の直しを言ってしまいすみませんでした...。 物語の終わり頃主人公ちゃんやっと自分の 気持ちに気が付くことが出来ましたね。 パート2のほうではどうなっていくのかが 気になります。 (2018年10月30日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
あさ - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 48ページのここの台詞 『男の子をかばいながら、すぐ終わるだろうって思ってたら、結構長くて…せめて誰が見つけてくれないかなっ これ正しくはせめて誰かではないんでしょうか？ (2018年10月30日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
あさ - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 同じく46ページのここの台詞 抱きしめてもいいか聞かれたのに、 私から行かないと聞けないとは… これ正しくは私から行かないといけないとは... ではないんでしょうか？ (2018年10月30日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
あさ - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 46ページのここの台詞 郁が越えを荒らげると玄田が難しい顔で呟いた。 これ正しくは声をではないんでしょうか？ (2018年10月30日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きぃ太 x他1人 | 作成日時：2018年10月17日 20時
