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堂上side
図書基地で練成訓練の監督中に携帯がマナーモードで揺れた。
確認すると玄田隊長だ。
嫌な予感がした。
今日は笠原と田辺が玄田隊長のバディのはず。
「─もしもし」
《お前の秘蔵っ子が暴走だ、すぐに来い！
今、田辺が追いかけていった、俺も追いかけたが無駄に速い！》
と、玄田隊長の息は上がっている。
指定された場所を復唱して電話を切った。
「あのバカ！」
走りながら呟くと後から足音が追いついた。
小牧だ。
「何かあったろ、笠原さん？」
「ああ、あと田辺だ」
「笠原さんは、いつかやると思ってたよ俺。
田辺さんには、言ったのになぁ」
何を言ったかは知らないが、笑い事ではない。
でも、田辺が暴走したとは思えない、
────────────────────────
笠原side
書店に着くと検閲はもう始まっていた。
フロアを移動すると、絵本コーナーでこどもの泣き声が上がった。抱えていた絵本を良化隊員にむしり取られたのだ。
「ちょっと！
こどもになにやってんのよあんたたち！返しなさい！」
つかつかと歩み寄って良化隊員からほんをひったくる。
「こちらは関東図書隊よ！この本は、ﾑｸﾞｯ…！」
────────────────────────
『っはぁ、はぁ、はぁ、郁、バカなんじゃないの、』
「！！んんんっ！(田辺！)」
『見計らい図書の制度は、図書正以上にしか無理なのよ！』ｺｿｯ
「えっ嘘！まじ！？」ｺｿｯ
『座学聞いとけアホ！』ｺｿｯ
『(はぁ、どうしよう、、時間かせがなきゃ)』
「これは返してもらおうか」
『何でこの本がダメなんですか』
「著者の経歴に問題がある。良化法違反対集会の常連だ」
『…そんなの、書かれたもんに関係ないやないですか！どういう基準ですか！！』
とは言うものの、図書士である私たちに検閲を阻止する権限はない。
それでも、本を手放したくなく揉み合っている間に合い、郁を巻き込み後ろへ大きく突き飛ばされた。
やばい、転ぶ！！
衝撃に身構えて身を竦めた瞬間、
力強い腕に背中を抱きとめられた。
『(あ、知ってるこの感じ、、、)』
振り向くと、
小牧教官だ、いつもの優しい顔とは少し違うが
郁の方を見れば堂上教官が支えていた、
「遅れたが、二等図書正2名に三等図書監1名だ。不足あるまい」
小牧教官の後ろをみると玄田教官もいた。
わざとらしいほど目を怒らせて郁を威嚇していた。
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ふき(プロフ) - 最高です！もう、一気に読んじゃいました！関西弁も最高だし！これからも頑張ってください！ (2018年12月20日 23時) (
レス) id: 1322b25ff7 (このIDを非表示/違反報告)
あさ - 物語一気に読んじゃいました。 沢山の直しを言ってしまいすみませんでした...。 物語の終わり頃主人公ちゃんやっと自分の 気持ちに気が付くことが出来ましたね。 パート2のほうではどうなっていくのかが 気になります。 (2018年10月30日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
あさ - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 48ページのここの台詞 『男の子をかばいながら、すぐ終わるだろうって思ってたら、結構長くて…せめて誰が見つけてくれないかなっ これ正しくはせめて誰かではないんでしょうか？ (2018年10月30日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
あさ - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 同じく46ページのここの台詞 抱きしめてもいいか聞かれたのに、 私から行かないと聞けないとは… これ正しくは私から行かないといけないとは... ではないんでしょうか？ (2018年10月30日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
あさ - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 46ページのここの台詞 郁が越えを荒らげると玄田が難しい顔で呟いた。 これ正しくは声をではないんでしょうか？ (2018年10月30日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きぃ太 x他1人 | 作成日時：2018年10月17日 20時
