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戦闘2 ページ50

「エェェ!?何?私が魔界に行ったのが原因なの?」

 

「ううん、それをカインって人と、アベルって人が利用してるだけだと思うよ」

 

 バッドエンドピースは、この二人がこっちに来たのは、自分が原因かも知れないと知り、少し動揺するも、やよいはバッドエンドピースをフォローした。その事はニクスとリリスにも伝わっては居た。ニクスは、目を閉じるとシーレインが言っていた事や、ベレルがニクスとリリスを呼び、プリキュア達は、魔界と敵対する意思など全く持っていない事を知らされた。それはリコを見ても、此処に案内してくれたシロップを見ても、皆プリキュアに好意を持っている事でも分かった。

 

「ええ、それはシーレイン様からも、ベレル様からも聞いているわ。リコに優しく接してくれたあなた達を見ても、それはその通りなのでしょう・・・」

 

「そうね・・・それは私も認めるわ」

 

 自分達が敵対する意思を持っては居ない事は、ニクスとリリスにも伝わっているようで、咲はホッと安堵した表情を浮かべながら、

 

「だったら」


「でもね、事情が変わったの」

 
「私達は、あなた達を倒し、何人かを魔界に連れ帰る為に、こちらの世界にやって来た」

 
「どうしても、私達と戦うって事?」

 

ラブは困惑しながら二人に問うと、ニクスとリリスはコクリと頷いた。本心では、二人もプリキュアと戦う事には消極的だったが、シーレインの処刑を免れる為には、カインの言う通りに動く以外二人にはなかった。

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作者名:竈門正宗 | 作成日時:2020年10月28日 20時

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