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秀才の悪夢 ページ10

Aside

『 ちょっと上手いからって調子こくなよ
  このブス 』



『 あ、ねぇねぇあの人じゃない!?
  凄い上手いらしいよ、バレー!! 』



常に対照的な言動。


同じ部活の人には前者、何も知らない人は後者。




酷い過去だな、こりゃ。


明るく振る舞ってくれる人達がいた。

陰口を叩く人達もいた。


『 この役立たず 』

.



「 はっ…! 」


荒い息、じんわりと浮かぶ涙。


「 夢か…。 」






「 ってやば…!!試合どうなっ―― 」


ガシッ


えっ何怖い
誰かに腕掴まれた、きゃーセクハラよ(?)



「 試合、さっき終わったよ 」



及川でした。




「 ごめんね、脳震とうとか
  起こしてない?


  あ、因みに結果はね…


  烏野が勝ちました。 」


そう言った刹那、彼は私にガバッと抱きついた。



「 …そう、お疲れ。 」


この状況で流石に「 離せコラ 」なんて言えない
すると及川は

「 Aちゃんのそーゆートコ、


  ほんと大嫌いだけど大好き。 」



「 大好きならジュース奢れよ 」



「 うんごめんやっぱ嫌い 」



「 死ね 」



こんな茶番をしているけれど、かなり及川は
悔しがっている。

先程からどんどん力は強くなるし、肩が涙で濡れてる。(私の烏野ジャージ死す)


「 悔しがるのも良いけど 」


「 うん、分かってる 」




「 いや、ピンク髪が見てるよ 」





「 マッキーほんとやだ 」




.


「 ゴメイワクヲオカケシマシタ 」



「「「 謎の片言 」」」


とりあえず岩泉君に謝罪し、バスに乗り込む。




「 (結構ドキドキした、なんてね) 」


赤い頬を抑えながら、及川含むバレー部に
手を振った。

.

違う、及川落ちではない(はず)


300hitありがとうございます(^^)

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Mint - ふぁいとです!! (2018年11月12日 22時) (レス) id: 7652d5bfb2 (このIDを非表示/違反報告)
- 良ければ感想、評価等宜しくお願いします! (2018年1月20日 20時) (レス) id: ad05dfba12 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年1月17日 22時

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