秀才の災難 ページ9
Aside
先程の特殊な女の子とは適当に話を終わらせ、
烏野高校側のベンチへ座った。
2校ともアップ中で、体育館の中は
それぞれの声が散らばっている。
「 アップは念入りにね!
前勝ったからって気は決して緩ませるなよ〜 」
「 ハイッ!!!!!! 」
.
アップも終わり、体育館は
青葉城西の黄色い声援で溢れていた。
「 整列! 」
審判が笛を鳴らし、選手は一斉に整列する。
最初のサーブ権は青葉城西。
及川がボールを持ち、ジャンプサーブを
すると、やはり月島に飛んでいった。
月島は耐えきれずに、返したものの
相手のチャンスボールになってしまう
「 岩ちゃん! 」
と及川が言うのでブロッカーは岩泉君に向かう。すると――
「 な〜んてね☆ 」
と及川がてへぺろポーズをとる。
「 こっちな 」
と黒髪の男の子が表情をあまり変えず打つ。
.
そこから烏野高校と青葉城西高校の
攻守は続き、
第1セット 24-25 青葉城西
第2セット 25-23 烏野高校
そして第3セット、24-22で青葉城西が
リードしている今、
そんな時に限ってサーブは及川。
ジャンプサーブするのをボケーッとしながら
見ていると――
「 危ない! 」
「 え 」
一瞬だった。
正直何があったのかも分からないぐらい。
朦朧とする意識のなかで、
泣きそうな顔の及川がいた。
ぶっさいくだなおい←
そして私は意識を手放した。
.
訳:及川の殺人サーブが当たった。痛い。
20人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Mint - ふぁいとです!! (2018年11月12日 22時) (レス) id: 7652d5bfb2 (このIDを非表示/違反報告)
僕 - 良ければ感想、評価等宜しくお願いします! (2018年1月20日 20時) (レス) id: ad05dfba12 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:僕 | 作成日時:2018年1月17日 22時