コート上の女王様は"目立ちたくない" (ページ20)

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目立ちたくない ~18~ ページ20

瞳「あんたなに、イキイキしちゃってんの??」

瞳「ユース呼ばれたからって浮かれんじゃねーよ!!」

瞳「私だってね･････あんたと同じぐらい倍努力してきたんだよｯｯ!!」

瞳「でも呼ばれなかった。」

瞳「いっつもいっつもAばっかり。」

瞳「あんた、私の気持ちわかったことある??」

そんな泣きそうな瞳の声を聞いて、私は、

『わかってるよｯｯ!!』

瞳「ﾋﾞｸｯ」

『さっきから聞いてれば言いたい放題言って!!』

『瞳が努力してるのは知ってる!!でも私だって世界行きたくて倍努力してきたのｯｯ!!』

『みんなそうｯｯ!!みーんな努力してんのｯｯ!!』

『私だけ特別みたいに言わないでよｯｯ!!』

瞳「『･････』」

私達はお互いが怒鳴りつけあいあったあと、なんにも言葉を発さなかった。

そんなところに、

主将「ちょっとーあんたら何怒鳴り散らかしてんのー??」

瞳「『主将･････』」

多分声をききつけてきたのだろう。主将がきた。

主将「話はだいたい聞いてたけどさ、」

主将「瞳。あんたが努力してんのは、部内全員知ってるよ??」

主将「毎日毎日腕にアザができるまで、レシーブ練して、」

主将「スっっごく努力してるのは知ってる。」

主将「でもさ、それはAも一緒なんだよ??小学校からみてきたあんたならわかるでしょ??」