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１２５話「4年前のこと」 ページ48
『ガチャ』
すると、ドアがゆっくり開いた。
中から出てきたのはAだった。
A「…来てくれてありがとう、入っていいよ」
降谷「…あぁ」
降谷は中に入ると、Aの後ろを黙って歩いた。
しばらくすると、Aが部屋の扉の前でピタリと止まった。
A「……」
Aはドアノブを回して、その部屋の扉を開けた。
降谷もAにつづいて、部屋に入った。
降谷「……ッ！！」
降谷は部屋に入った途端に、顔をしかめた。
降谷「…赤井…！」
赤井「やぁ、久しいな降谷零くん」
赤井がそう言うと、降谷は赤井をキッと睨んだ。
降谷「……」
降谷は赤井と向き合うように、ソファに腰掛けた。
Aは赤井の隣に腰掛け、口を開いた。
A「赤井さんが来ること、黙っててごめん、…でも、言ったら来てくれないと思って…」
Aは少し俯きながらそう言った。
降谷「…まぁ、僕も大体予想はついていたから大丈夫だ」
降谷がそう言うと、Aはホッと息をついて、真剣な眼差しで降谷を見つめた。
A「じゃあ、そろそろ話していいかな」
Aの言葉に降谷の表情がこわばった。
降谷「…あぁ」
Aは、一度深呼吸をすると、4年前の出来事を話しはじめた。
A「4年前のあの日、私は＿＿＿」
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作者名：グレイ | 作成日時：2019年1月26日 19時
