喫茶店ポアロの新人店員さん３ (ページ41)

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１１８話「退院」ページ41

〜1週間後〜

医者「…ほとんど治ってきているのであと、2、3日で退院できると思いますよ。」

A「わかりました、ありがとうございます…！」

検査が終わると、医者と看護師はAの病室から出た。

A「(あと2、3日で退院か……、一応零くんに連絡しておこう)」

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〜in喫茶ポアロ〜

『♪〜』

安室のスマホから音が鳴った。

安室「(…メールか？)」

安室がポケットからスマホを取り出して、スマホを確認すると､Aからメールがきていた。

安室はAからのメールの内容を見た。

安室「(あと2、3日で退院か…)」

すると…

梓「安室さん、バイト中にスマホをいじってると店長に怒られますよ〜！」

梓は､少し困ったように言った。

安室「あ、すみません…！メールがきていたので…」

梓「…もしかして、Aさんですか？」

安室「はい…、A、あと2、3日で退院するそうです」

安室がそう言うと、梓の表情が明るくなった。

梓「本当ですか！？良かったです…！」

梓は安心したように、ほっと息をついた。

安室「あっ…、そういえば梓さん」

梓「なんですか？」

安室「このチケットいりますか？」

安室がポケットから出したのは、水族館のペアチケットだった。

梓「水族館のペアチケット？」

安室「はい……昨日、福引の景品でもらったんですけど、特に行く相手もいないので…」

梓「うーん…、私も最近忙しいし、もらっても……」

梓「…あ！」

すると、突然梓が声を上げた。