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１０５話「病室」 ページ28
ーAsideー
A「…ん……」
目が覚めると、見慣れない天井があった。
A「(ここ……病室？)」
Aが辺りを見回すと、ベッドの脇に座り、眠っている降谷がいた。
A「(もしかして零くん、起きるまで待っててくれたのかな……)」
Aがベッドから降りようとすると、腕を掴まれた。
A「！」
降谷「…A…？」
Aが後ろを振り返ると、寝起きでまだ目が眠たそうな降谷がいた。
A「あ…、零くんおはよう……まだ夜だけど」
降谷「っ！」
降谷はすぐに椅子から立ち上がると、「ハァ…」と安堵の息をもらした。
降谷「A！…よかった…本当に…」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
A「…なんか喉乾いたから自販機で飲み物買ってくるね」
Aはそう言うと、ベッドから降りようとした。
降谷「ダメだ」
A「…え？なんで？」
予想外の返答にAは目を見開いた。
降谷「…なんでって、左足が骨折してるんだから動いたらダメだろ」
A「え」
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作者名：グレイ | 作成日時：2019年1月26日 19時
