23.昔々(レオ) ページ23
最近変なヤツがいつも隣についてくる
それはハギョンという名前で人懐っこそうな しつこいやつだ
最初は興味本位で俺に近づいてると思ってたけど 今は違うみたいだ
それによくこんな無口な俺と仲良くなろうと思ったよな
根拠もない噂を立てられて俺には誰も近づこうとしないのに
なんだかんだ言いながら俺もリンもハギョンに心を開こうとしていた
「ねぇねぇ二人が部活終わって約束してなくても僕と三人で帰ってくれるってことは
僕に心を開いてるってことだよね？ねぇ？」
無邪気にハギョンは聞いてくる
「…さぁ」
「知らない」
リンもなかなかの人見知りだからハギョンともあまり話さない
俺よりかはしゃべってるけど
「うわぁ!!テグンが僕に喋ったの久しぶりだ〜!!何か今日いいことあるかも!!」
テンションあがり気味に言うハギョン
お前のそういうとこ嫌いじゃないけどな
いつの間にか時間が過ぎてもうハギョンは違う方向だ
「じゃあね二人とも〜」
「…」
「うん じゃあ」
「バイバイリン あれ？テグナ？バイバイは？」
「…」
「ねぇねぇ」
しつこい。多分言わなかったらずっと付きまとってくるだろう
恥ずかしかったけど 仕方なく手をひらひらと振った
「わ〜!!ねぇリン!テグンが手振ってくれたよ!!」
「はいはい良かったね もう早く帰ったら」
「何だよ冷たいな… じゃあほんとにバイバイ！」
ニコニコ笑顔でハギョンは帰って行った
「彼、ほんとにしつこいわね」
「あぁ」
「って言いながらも仲良くしてるのは私たちだけどね」
「ふっ そうだな」
少し笑いながら言う
「最近テグン笑うこと多くなったんじゃない？ なんか表情がいきいきしてる気がする」
「そうか？」
「ハギョン効果じゃない？」
「なんだよそれ」
二人で笑いあった
やっぱりなんだかんだ言ってリンも心を開いてるじゃないか
リンとは幼馴染というのもあってずっと仲良しだから
俺たちは家族と同じくらい一緒にいるんだ
「この調子でさ みんなに笑顔見せれるようになれば友達もできるんじゃない？」
「それを言うならリンもじゃん」
「まあね」
苦笑い気味にリンは言う
俺たちは似た者同士 無口で喋らないから誰も話しかけてこない
友達と呼べる人なんて今まで一人もいなかったから
本当はハギョンがいてくれて俺もリンも嬉しいんだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 48人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
えるぴょる(プロフ) - 隅レオさん» 遅くなってごめんなさい… 隅レオさんが良いので！← はい^^ こみゅーしてますよ！もちろん、良いですよ!!^^ チングになりましょう♪ (2014年11月19日 0時) (
レス) id: 99f00a8d04 (このIDを非表示/違反報告)
隅レオ(プロフ) - え!!私なんかとですか!? 大丈夫ですか、私で?← こちらこそお願いします!! そんなこと言われたら照れます(笑) えるぴょるさんは、こみゅーされてますか? もしそれでいいのならばそこで繋がりませんか?←チングになる気満々な奴 (2014年11月16日 18時) (レス) id: 598e9db5bf (このIDを非表示/違反報告)
えるぴょる(プロフ) - あの、良かったらチングになっていただけないでしょうか…？ 隅レオさんと話しているの楽しいので♪ (2014年11月16日 14時) (レス) id: 99f00a8d04 (このIDを非表示/違反報告)
えるぴょる(プロフ) - 隅レオさん» 私が勝手に謝っただけですので！隅レオさんは何も悪くありません!!謝らないでください〜!!! 聞き取りやすかったですか!?私あまり分からなかったです…← もう、謎ですね、ミステリーですw← はい！隅レオさんの新作楽しみにしています♪ (2014年11月16日 14時) (レス) id: 99f00a8d04 (このIDを非表示/違反報告)
隅レオ(プロフ) - 何で謝るんですか!? 私の方こそすみません(泣) あれ、シガのラップが聞き取りやすくてビビりました← 得体が知れない…(笑) いいえ^^ ほんと、お互いに頑張りましょうね!! (2014年11月13日 17時) (レス) id: 598e9db5bf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：隅レオ | 作成日時：2014年8月30日 15時
