それぞれのピース

18.デートに行こう ページ18

パークで遊んだあと



僕たちは泊まるホテルに向かっていた



「今日楽しかったね〜!!」



「うん!!」



というか…Aはわかってるのかな？



一泊二日って時点でちょっと…何か思わなかったの？



「ねぇ…Aわかってるの？」



「うん!! ホテルがどんなところなのか楽しみだよね！」



…わかってないよね。



「いや〜、そうじゃなくてさ…」



「ん？」



「やっぱ何でもない…」



純粋なAには何もできないね



…って 元からそんなことするつもりもないからね!



ホテルについた後は すぐに荷物を置いてベッドに座った



「あぁ〜疲れた…」



「うん、そうだね 僕も疲れちゃった



　…A、先にシャワー浴びてきなよ」



「あぁ…じゃあそうするね！」



そう言って Aはバスルームに向かった



…一人になってから 考えてはいけないことばかり考えてしまう



あぁ…僕 変態みたいじゃん 嫌だな…



スマホを見ると一件の通知が



「ヌナに何かしたら許しませんから」



サンヒョク君からだった そんな事この状況でできるわけないでしょ？



「心配しないで大丈夫だよ」



と送っておいた



するとバスルームからAがバスタオルみたいなのに



全身くるまって恥ずかしそうに出てきた



「どうしたの？」



って聞いたら



「パジャマ忘れちゃって… バスローブ着たんだけどブカブカでさ…」



と言った



「大丈夫だよ わざわざくるまらなくても」



全く大げさなんだから



「いやだ！恥ずかしいし… ホンビンもシャワー浴びてきなよ」



「はぁ…わかった わかったよ」



渋々バスルームに向かった



はぁ…見せてくれないなんて… ほんとに酷だよ








…いや？ 良かったのかもしれない



だってAのバスローブ姿なんて…見ちゃったら 僕もう…



ダメだダメだ…



こんなに考えちゃうなんて…



はぁ 僕どうしちゃったんだろう



そんなことを考えながらシャワーを浴びて バスルームを出た



ベッドを見るとそこには…



バスローブ姿のAが寝ていた



…ヤバイかも



確かにバスローブはぶかぶかで



その隙間からは白い素肌がのぞいていた



スースーと寝息を立てる君



なんて綺麗なんだろう



全部…僕のものにしたいな 欲が出る



ごめんねサンヒョク君









約束…守れないかも

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