キスってなんだ ページ8
「なーなー白石、お前キスってわかるか?」
は?なんの質問してんねんこの人。
「き、キス?どないしたん?いきなり」
ほんまにいきなりやんな。
「ん?いや、なんか本に書いてあってなーキスの味がどーたらとかって」
うわっしょーもな
「うっさいわ!財前!!大体お前知っとんのか!?キスの味!!」
声に出てたのか謙也さんが反応してくる。うるさ…
「まぁ、少なくとも先輩より知ってますわ。」
嘘。ほんとは知らない。だってキスは好きな人としたいやん?まぁ、当たり前なんやけど。
屋上を出て非常階段を降りている途中でユウジ先輩に会った。嬉しい。
「ユウジ先輩、小春先輩は?」
ちゃう!俺が聞きたいっていうか言いたいことそれちゃう!
「あ?小春?小春は生徒会の集まり。はぁー辛いわぁ…」
「ユウジ先輩、好き、です」
あっ!?あっあぁ!?俺今なんて言った???スキ?好き?アッーやってもうたー!!
「は?は?じ、自分何言うとんねん…!!」
あれ?あれあれ?顔赤いですよー先輩ほんまかわええ。
「先輩かわいい…」
「かわいくないわっ!な、なんでいっ、いきなり好きとか!」
伝わってなかったんかな?
「だから、言うたじゃないですか。先輩がloveの意味で好き。って」
「あ、あぁう…」
あ、凄いかわいい。
「先輩。キス、していいですか…?」
「勝手にしろ!あほ!」
OKってことなん?
そうして俺達はキスをした。
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作者名:湊&レモン煮 x他1人 | 作成日時:2015年11月9日 8時