行き先 ページ4
-放課後-
｢ところで､どこ行くの?｣
杉｢すぐ近くだから｣
｢すぐ近くって｣
杉｢ここ!｣
匠｢まだ学校だよ｣
｢体育館の前だね｣
杉｢Yes｣
｢え?体育館に付き合ってほしかったの??｣
杉｢1人じゃ行きにくくて…｣
｢えっと…え､何か用事?｣
杉｢実は､窪ｾﾝにね///｣
匠｢杉野くんってそっち系なの?｣
杉｢口数少ない割に凄いこと言うね｣
｢あっ…!そういう…｣
杉｢いや違うからね｣
杉｢窪ｾﾝってさ､バスケ部の顧問じゃん｣
｢うん｣
杉｢俺ﾊﾞｽｹ部入りたいの。途中入部になっちゃうけど｣
匠｢ﾊﾞｽｹいいよね｣
杉｢お!まさかのﾊﾞｽｹ経験者とか?!｣
匠｢中学のときﾊﾞｽｹ部｣
杉｢お〜!?じゃあさじゃあさ一緒に入ってよ!｣
匠｢え…｣
杉｢Aさんにﾏﾈｰｼﾞｬｰやってもらおうよ!｣
｢はい?｣
匠｢Aがﾏﾈｰｼﾞｬｰやってくれるなら｣
｢ちょい｣
杉｢決まり〜｣
｢私はﾊﾞｲﾄあるから無理です!｣
杉･匠｢ﾊﾞｲﾄしてんの?!｣
｢うん｣
杉｢あれ?匠海君も知らなかった?｣
匠｢…うん｣
｢言ってなかったか。ｺﾝﾋﾞﾆでﾊﾞｲﾄしてる｣
匠｢Aがやらないなら…｣
杉｢ねぇ〜!待て待て!ﾊﾞｲﾄ辞めよ〜｣
｢何で!1人で入りな!｣
杉｢1人じゃ入りにくいんだってば〜｣
ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ
窪｢お前らここで何してんだ?｣
杉｢窪ｾﾝ!!｣
｢杉野君が入部したいそうです｣
杉｢おわ!｣
窪｢お〜!遥亮も匠海も中学のときﾊﾞｽｹやってたもんな｣
杉｢何で知ってるんですか?!｣
窪｢知ってるよ〜｡匠海も入るのか?｣
匠｢入りません｣
窪｢即答だな｣
杉｢苗字さんがﾏﾈｰｼﾞｬｰやったら入るって言うんですよ｣
窪｢あぁなるほど。だから中学の時は入ってたのか!｣
杉｢え!めっちゃ好きじゃん!｣
匠｢ちが…////｣
｢匠海は極度の人見知りで､私がいないと全然話せなかったから｣
窪｢そうか〜。じゃあ杉野だけ入ろう｣
杉｢入っていいんすね!?｣
窪｢おう｣
杉｢付き合ってくれてありがとね!また明日!ﾊﾞｲﾊﾞｰｲ!｣
ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ
匠｢自由な人だ｣
｢そだね｣
匠｢ﾊﾞｲﾄしてたなんてﾋﾞｯｸﾘしたよ｣
｢ﾊﾞｲﾄしないと自分のお金がないからね笑｣
匠｢あぁ｣
｢匠海 友達できて良かったね｣
匠｢友達…うん｣
｢(*´﹀`*)｣
匠｢なにその顔｣
｢ほんとに良かった〜と思って｣
匠｢…可愛い(ﾎﾞｿｯ)｣
｢ん?｣
匠｢えっ…いや､親かよ!!｣
｢保護者です〜!｣
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作者名：ｱｲｽ(｢? ･ω･)｢? | 作成日時：2017年12月10日 17時
