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〜潤〜
翔くんが戻った
しかし
その表情は
智「翔くんもうすぐ
片付くから
ちょっと待ってて」
そう言って
リーダーが残りの兵隊を
あっという間に片付ける
智「それで…
終わった?」
翔「智くん…
うん
終わったよ」
智「そっか
じや帰るか」
にの「信長の…亡骸は?」
翔「俺が…
誰の目にも触れないところへ」
潤「そっか…」
翔「信長の
最後の言葉は…
自分を疑うな
だった」
にの「信長は
俺達が何者なのか
わかってたの?」
翔「いや…
俺は何も
でもあの人は
自分の命の時を
ちゃんとわかってるみたいで」
潤「きっと
後悔なく生きてきたんだろ
だからだよ」
にの「これで
歴史はきっと元通りだから」
智「翔くん
自分を責めちゃダメだよ」
潤「俺達の仕事だ」
翔「わかってるよ
だけど
こんな形で
誰かを…
しかも
自分が憧れてた人を
殺す事になるなんて」
にの「…
帰りましょう」
暗い表情の
翔くんを
特別励ます事も
俺達は
あえてせずに
タイムマシーンに乗り
相葉くんの待つ時代に帰る
にの「着きましたよ」
潤「相葉くんは
どこだろう」
にの「どうせ秀忠の部屋でしょ」
秀忠の部屋に行ってみる
智「ただいま〜」
雅紀「あっ
みんなおかえりなさい」
にの「相変わらず
秀忠を甘やかしてんでしょ」
雅紀「だってコイツ
戦の前でさ
かなりナーバスなんだもん」
秀忠「そりゃ…
初めての戦なんだから」
雅紀「当たり前だよ
平気な奴なんて
居ないよ
秀忠無理しなくていいんだよ
怖いなら怖いって言って」
潤「この時代は
戦で活躍してナンボだからな
それでも
やっぱり
感情は隠せないもんだよ」
翔「人を殺めるのは
どんな時代でも
どんな状況であっても
簡単なもんじゃないから…」
雅紀「翔ちゃん…」
相葉くん
もしかしてお前今…
雅紀「みんな
お疲れ様
上手くいったみたいだね
これで
歴史は守られたんだね」
優しく
翔くんに微笑む
そして
翔くんの手をとった
翔「雅紀…
何を…」
雅紀「黙って…
翔ちゃん
心を…少し開放してあげなよ
俺が…」
しばらくすると
翔くんの瞳から
流れ落ちる涙
相葉くんは
翔くんの苦しみを
受け止め
癒した
相葉くんの
心を癒す能力
翔「雅紀くん
不思議だな
俺あんなに苦しかったはずなのに
どうしてだろう
凄く
心が癒された」
雅紀「良かった
翔ちゃんが
いつもの表情にもどってるね」
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作者名:まあ | 作成日時:2014年3月10日 22時