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〜雅紀〜
庭に出た
今夜は晴れてるから
月も星も見えてる
『雅紀…何してるの?』
雅紀「ん?
earth
星を見てたの」
earthが俺の隣に座る
雅紀「ねぇearth
独りぼっちだった時
凄く淋しかったでしょ?」
『うん…
でも今はみんながいるから
淋しくないよ』
雅紀「うん
俺も…
みんながいるから
もう淋しくない」
『雅紀も独りぼっちだったの?』
雅紀「そうだよ…
か〜ちゃんが死んじゃってから
俺もずっと独りぼっちだったんだ」
『そうだったんだ…』
雅紀「俺ね
俺さ…
か〜ちゃんを死なせちゃったんだ
俺には
人を癒す…助ける力があるんだ
でも…
俺は
か〜ちゃんを助けれなかった」
『雅紀…
雅紀のせいじゃないよ』
雅紀「俺のせいだよ
あの時俺が…
か〜ちゃんとケンカしてさ
俺が飛び出した後に
か〜ちゃんは…」
『何があったの?』
雅紀「昔住んでた街で花屋を
俺とか〜ちゃんはやってたんだ
ある日地上げ屋が来てさ
店をたためって…
毎日嫌がらせされてさ
俺もか〜ちゃんも疲れちゃって
その日俺もイライラしちゃって
か〜ちゃんに
もう店なんてやめようって…
でも
か〜ちゃんが絶対に嫌だって
それで俺も
勝手にしろって
家を飛び出したんだ
俺がいない間に
そいつらが来てさ
店を荒らして
か〜ちゃんにまで…」
『なんて酷い事…』
雅紀「俺が
全部悪いんだ
あの時一人にしなかったら」
『相手はわかってるの?』
雅紀「見つけられなかった…
指示してたやつがわからない
でも…
リーダーの予言で
俺達が戦うべき相手は
繋がってるって…」
『みんなの大切な人を殺した奴ら?』
雅紀「そう…
いつか俺達そいつと
戦うんだ
それが地球を救う事になるんだって」
『俺も
手伝ってもいい?』
雅紀「earth…
危険だよ?」
『でも…
俺も仲間でしょ?』
雅紀「そうだね
仲間だね…
ありがとう
一緒に戦ってくれるんだね」
(雅紀…)
雅紀「りゅうくん!!
久しぶりだね」
りゅう(コイツ誰?)
雅紀「ウチの新しい家族だよ
earthって言うんだ
earth
りゅうくんは俺の友達なんだ
この辺りを仕切ってるボスなんだ」
りゅう(よろしくな…
お前は犬じゃないな…)
『俺はトラなんだ』
りゅう(トラ…知らないな
まぁいいや
雅紀の家族なら俺の友達だ)
『友達に…
なってくれるの?』
雅紀「良かったね
りゅうくん上がってきなよ」
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作者名:まあ | 作成日時:2014年2月7日 18時