~38~ ページ37
〜雅紀〜
翔「あの…松岡さん」
松兄「あ〜くんでいいから
俺まだそんな年寄りじゃね〜から
お前らとそんな変わんないわ」
翔「あ〜じゃぁ
松岡くん依頼の話しを…」
松兄「そうだな
あのさ
ここんところ
ウチの客の女が
行方不明になってるんだよ
しかも…それがかなりの人数だ」
にの「行方不明…ですか…
ただ店に来ないだけとかじゃなくて?」
松兄「俺も初めはそうかと思ったんだよ
でもな
ウチのホストとプライベートでも
仲良くしてる女もたくさんいる」
潤「リーダーが神隠しって…」
松兄「そうだ
突然いなくなる
原因も不明」
にの「何か
共通点とかは?」
松兄「あるよ…
かなりホストに貢いでる女」
雅紀「何か
いかにも怪しいね
そういえば
俺のお客さんにも
突然パッタリ来なくなった人が…」
松兄「店長お前らの店の客も
調べてみたほうがいいかもな…」
潤「でも
何で松岡くんがそれを?
店の利益の問題?」
松兄「違うって
俺達ホストはな
夢を売る商売なんだよ
金の為にだけ働くワケじゃない
女を幸せにしてやんなきゃダメなんだよ」
智「松兄かっけ〜♪」
松兄「そうだろ〜♪
だからな
女達は夜の街で心を癒してんだ
俺達は
そのためにいるんだよ」
にの「なるほどね
だから
原因もわからずに
行方不明になるのが
納得できないんですね」
松兄「そうゆうことだな…
でさ
智が
よろず屋やってるって言うからさ」
翔「わかりました
その依頼正式にお受けしますよ」
潤「そうだな…
ウチの客も気になるしな」
にの「色々調べてみますよ」
ホストクラブに通う女性の失踪
原因不明か…
何か…
組織的なニオイがするな…
さっそく翔ちゃんとにのは
色々な情報を集める
翔「みんな集まってるな…
店が始まる時間まで
ちょっとミーティングするよ」
にの「まずはこれを…
松岡くんのお店の客で
突然来なくなって
その後連絡が全くとれないのが…
ざっと見ても20人」
翔「そんでウチの客も調べたら…」
にの「10人…もいましたよ
これは明らかにおかしい」
雅紀「やっぱり何かありそうだね」
潤「共通点は?」
翔「うん
やっぱりかなりホストやホストクラブに
金を使ってる客ばかりだった」
雅紀「借金とかあったりするのかなぁ
ローン会社とか調べれないの?」
翔「にのそのへん調べれる?」
にの「そんなの俺なら簡単だし」
翔「じゃよろしく」
にのはホストの合間に
パソコンに向かう
43人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まあ | 作成日時:2014年2月7日 18時